BLOG


ブログ

昨日は気温も30度くらいまであがり夏日となりました。
皆様くれぐれも体調管理には気をつけてください。
 
さて今回も前回に引き続きお蕎麦ネタです。
前回ご紹介しましたろあん松田さんですが、このお店を知るきっかけが古くからの友人でした。
当時脱サラを考えていた彼から相談があり、お蕎麦屋さんを始めると言うことでその修行先がろあん松田さんでした。
 
もともとご両親がそば屋さんを経営されていて大衆店と思いきや、
締めに十割蕎麦とこだわりの一品とお酒を飲みながらゆっくりできるお店にしたいとのリクエストが17〜18年前でした。
色々と調べていくうちに老舗のお蕎麦屋さんでは、まずこだわりの一品でお酒を注文し、
〆にお蕎麦が出てくるようです。
お蕎麦とお酒は、肝臓の働きを助け身体に優しい習慣だそうです。
そんなお店で食事をしたことのない私は、オーナーである友人と体験するため早速出かけました。
 
関東では、人気店が点在していたため、日帰りで老舗から新しいこだわりの店舗まで4〜5店をめぐり、
朝からお酒をのみ食事したことを覚えています。
店舗は、天神橋筋6丁目から北へ400Mほど上がったところで7丁目周辺、アーケードがなく落ち着いた雰囲気でした。
貸事務所の状況は、入り口は全面ガラス張りで空間の一部が2層の吹抜けになっていました。
またオーナーが初めての開業でコストを極力抑えてあげたいと当時考えていました。
 
こだわりのお蕎麦とできるだけ落ち着いた雰囲気のお店を作ることを意識して、長く味わいが深まる店舗にしたいと思い、
既製サイズの化粧木材をふんだんに使用することと手仕事が生きる左官の塗り壁を中心に構成しました。
内外部共に仕様を統一し、外部についてはアルミ枠+ガラスのサッシを活かし、木材でサンドイッチし規則性をもたせながら配置し、
塗り壁とのバランスを考えながら一部既存サッシを見せてその他を覆ってしまうことで、安価に外部との仕切りを作りました。
内部の座席スペースはルーバー材で天井高を押さえながら、
それ以外については吹抜けを活かした天井高として、小さなスペースではありますが空間に奥行きが生まれました。
 
店舗は本来、住宅と異なり利益を生む器として極力コストをかけないのが常ですが、
この設計では材料費を押さえつつ、手仕事の部分では手間を惜しまず、細部をしっかり考え検討し作りました。
17〜18年経過しても廃れない味のある雰囲気は、深みを増しています。
 
我々住宅に携わるものとして、妥協を惜しまず細部への検討を怠らず作ることは、
いつまでも愛着が湧き誰からも長く愛されることに間違いなく繋がりますので、
その使命感と責任感はずっと持ち続けないといけないと思っています。
 
ミシェラン1つ星を獲得している店舗ですので、少し並んで頂くことになるかもしれませんが、
是非一度足を運んでみてください。
 
蕎麦たかま
住所 大阪市北区天神橋7-12-14グレーシィー天神橋ビル1号店
電話番号06-6882-8844
 
その他お勧めのお蕎麦屋さん
なにわ翁
大阪市北区西天満4-1-18
土山人
芦屋・天満橋・北浜に店舗があります。
仙酔庵
大阪市城東区鴫野東2丁目27-4
住宅街にあり、大きなお庭と店内は落ち着いた雰囲気です。
藤乃
大阪市福島区福島3丁目9-10