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こんにちは設計チーフの千知岩です。
さて今回は、先日ご提案させて頂きました、NM邸のプレゼンテーションにおいて、最適解を導くための手法についてご説明させて頂きます。
 
土地探しからスタートされたご家族4人の2階建てのお住いです。
 
敷地は1区画だった土地を東西に分割した販売用地で道路は東側、西側の旗竿敷地ではない道路側の土地30坪です。
北側は共同住宅で、西側の旗竿敷地はまだ購入されていない土地ですが、遅かれ早かれ境界いっぱいまで建築予定になると思います。
 
最大の難問は、南側には3階建てが建っており冬期に日中の太陽熱を享受出来ないことです。
 
しかし、幸いなことに全面道路の南側依りに東側に伸びる道路があるため、朝日の享受と比較的プライバシーの高い視線の抜けがあることです。
 
初期案としては、プライバシーの比較的高い東側に伸びる道路の視線などをヒントに視線・奥行きを意識しながらプランニングを進めました。


計画の課題として、
 
1.駐車場2台+駐輪場4台のスペース、またお子さんが小さいため
 ベビーカーにて段差のない大きな屋根付きのアプローチが必要。
 
2.延床面積約30坪で、今回のコンセプトでもある『視線・奥行』を
 作り出すことは可能か。
 
3.2階は大きなワンルーム空間の想定だが、空間を豊かにするた
 めにメリハリの効いた設えを整えたい。
 
4.南側には3階建て、日射熱を夕方まで取り込むことが可能か。


20131220_西村邸 スケッチアップ2.jpg

検討を重ね最適解に至った方法論ですが、
 
1.上下階の諸室の面積配分を検討し、要望でもあった個室化できる和室を道路側上空に配置することで、ピロティの屋根が出来、その部分を駐車場・玄関アプローチとすることで、車から乗り降り・日常生活で雨の日の不便さを感じさせない設えが可能となりました。
 
2.和室・リビングの道路側にはウッドデッキバルコニーを東に伸びる道路の正面に作り、手すりは木製ルーバーにて目線より高めの設定にすることで、外部からのプライバシーが確保でき且つ内部からは視線がルーバーまで、さらに東に伸びる道路に視線は伸び、奥行きを作り出すことが可能となります。
 
さらに2、3・4についてはあることの工夫で劇的に全ての解決に至ることになりました。続きは1/26(日)の完成見学会にてお話させて頂こうと思っておりますので、ご興味のある方は是非お越しになって下さい。