【vol.3】コラム「とても小さなスキップフロアーのプラン」

2013年11月10日更新

こんにちは設計チーフの千知岩です。
さて今回は、先日完成見学会を行いました、MR邸の最適解を導くための手法についてご説明します。
 
お子息が、お母様のために終の棲家として以前お住まいになっておられた土地に、お母様お一人で生活をスタートされる住居。
 
敷地は14坪の狭小地で、道路は東面、南側は3階建てで日射取得が出来ず、唯一西は河川敷で開くことができるが熱環境を考えると窓は小さくするべき。これらの敷地条件で1階に全ての機能を集約させることがご希望でしたが、当時なかなかご希望に叶うプランと巡りあえ無かったようです。そこで現地を確認した際の私のインスピレーションでは、眺望の良い西側2階に寝室を配置し、全ての空間が階段を介して繋がり、西側の窓はできるだけ大きく開放させ夕日をめでるサンセットハウスとして、計画をスタートすることにしました。
 
計画の課題としては、

1)1階で生活を完結させたいとのご希望に2階寝室案を受け入れて
 もらえるようにするにはどうすればよいか。
 
2)コンパクトな住宅でありながら、いかに快適で豊かであると感じて
 頂くためにはどのようにしつらえるか。
 
3)室内環境として、南面からの日射取得(冬の太陽熱)が全く出来
 ない状況をどうクリアするか。
 
4)コンセプトでもある西側の眺望を活かすため、大きな窓から入る
 熱対策をどのようにクリアするか。


最適解とするための方法論ですが、
1)お母様のご年齢を考えると2階までの階段を昇り降りするには大変です。いかに階段を登り降りしやすくし、昇降の苦痛を和らげることができるかです。寝室の下階には水廻りを配置し、最小限まで天井を抑え、階段はゆったり作ることはもちろんのこと、階段の段数を感じさせないように踊り場を2箇所設けました。階段以外との繋がりもつくることで、あっと言う間に寝室まで辿りつけることができるようになりました。
  
2)コンパクトな住宅はややもすると窮屈さを感じてしまいがちです。そこで今回行った手法は、あえて天井を最小限まで低く抑えていったことです、反対に建物の奥行きに対して道路側の約半分はできるだけ天井を高くし、更に1・2階の天井高に変化を与えたことです。(スキップフロア手法)これで天井高の低い落ち着いた空間を作りながら且つ窮屈さを感じさせない、ゆとりをつくることが可能となります。
 
3)4)についての解決策は、11/24(日)の家づくりアカデミーにてお話させて頂こうと思っておりますので、ご興味のある方は是非お越しになって下さい。

 


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