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20151220_kansei-tm10あけましておめでとうございます。設計チーフの千知岩です。
本年も12組のご家族の家づくりに全力で取り組んで参ります。

さて今回は、先日完成見学会を開催させていただきましたTM邸のお住まいについて、最適解を導くための手法について3つのテーマに分けて解説させて頂きます。

ご実家にほど近い土地で、新しい生活をスタートされるご家族3人、2階建てのお住いです。

・大阪の南東部に位置し、全国有数の古墳群が点在する住宅街で、東側道路で2階建住宅に囲まれた第1種中高層住居専用地域・準防火地域に指定された土地です。

ご要望は   
・住むほどに味わいがます住まい
・隠れ家みたいなスペースがほしい
・温かい家

上記要望をキーワードに、
建築面積が14坪でありながらリビング・ダイニング・キッチンはプライバシーが高く、解放感のある広い空間を作るために、4.5Ⅿの階高をもつ家をコンセプトに計画をスタートさせました。

計画の課題及び提案として

1.リビング・ダイニング・キッチンを実面積以上に広く感じるための工夫
2.隣接住宅に囲まれた敷地において日射取得のための建物形状の検討
3.限られた建築面積の中での駐車・駐輪スペースの提案

検討を重ね最適解に至った方法論ですが、

1.やはり省エネで温かい家を目指すならば終日日射取得は欠かせないものです。今回の住宅計画では、南側・西側の2階建住宅が敷地境界いっぱいに建っているため、南側の外壁ラインを北側に後退させて日射取得させる案では、建物面積を小さくしてしまうなど本末転倒です。そこで今回の提案はSE構法がもつポテンシャルで最大4.5Mの階高を利用します。一般の髙さから1.5倍の髙さであれば隣地の建物髙さを超えて十分な日射取得は得られます。日照シュミレーションで終日日射取得できる場所を選定し、通風利用も可能な大きな窓にすることで、2階のリビングは開放的で空に視線が抜ける気持ちの良い空間が生まれます。また平面上日射取得する部分以外は、断面的な必要髙さ以外の上部空間はロフトスペースにすることが出来、床面積増床に繋がり限られた面積の中での土地の有効利用が可能になりました。

次回は計画の課題2.についてお伝えさせて頂きます。