最初は漠然と北摂エリアでの土地探しからスタートしました。
しかし、そのエリアにこだわっていると予算内に収まらないことに気付き始めた頃、フクダさんの家づくりアカデミーに参加しました。その時にご紹介頂いた担当者さんから川西市(兵庫県)のエリアまで拡大する提案を受けました。郊外の環境は駅までの距離が遠いなどの不便さはありますが、ゆったりした街並みや気さくな周辺住民との触れ合いなど、都会育ちの私たちも大好きな環境になりました。当初から精力的に土地探しに取り組んだこともあって、数ヶ月で今の土地に巡りあうことができてとても感謝しています。
丘陵地の閑静な住宅街に建つM様邸。
一見、平屋に見える落ち着いた佇まいは、新築でありながらも、まち並みにしっくりとなじんで。
奇をてらわない。でも、オリジナリティーを感じる家。
エントランスに多用された木は、訪れるひとをやさしく和やかな気分にして、招き入れてくれます。
ご夫妻は、元は大阪市内のマンション暮らしでしたが、ご事情により、引っ越すことに。
引越し時期までは、あと1年ちょっと。
犬を譲り受けることにもなっていたので、さあ、どうしよう?犬のことを考えると庭もほしいし。
家づくりを本格的に考えることになったご夫妻。
奥さまが、ネットで調べて、たくさん資料請求をされたそうです。
数ある中から「フクダ・ロングデザインで!」となった決め手は?
ご主人には強い意志がありました。
「耐震! いまからは、建てるなら、つぶれない家じゃないと」
一方、奥さまは「デザイン、センス、フィーリング…かな」
SE構法を用いるフクダ・ロングライフデザインならご夫妻どちらの理想も実現できると、自然の流れで選んでいただけたそうです。
まずは、フクダ・ロングライフデサインの土地探しセミナーに参加。その後は、さっそく具体的な相談へと話が進みました。
休日のたびに、北摂、高槻、茨木、川西…。
実際に足を運んで街の雰囲気を肌で感じ、比較検討されるというご夫妻の地道な努力の積み重ねもありました。
「犬のために、庭が広くとれる土地を、と希望して」
ついに「縁があったんでしょうね」と奥さまのおっしゃる土地に巡り会い、プランづくりへ。
フクダ・ロングライフデザインは、「完全平屋プラン」と「総2階プラン」を提案。
「やっぱり、総2階より、平屋の方がいい!?と思いましたよ」
それでも、将来の子ども部屋が狭くなることなどが気になり、結局は折衷案で。ロフト付きの平屋風に決定。
「カタチは決まったけど…そこから、またいろいろ(笑)」とは、奥さま。
吹き抜けの位置、ロフト部分など「もう、いっぱい言いました。申し訳ないぐらい。図面が真っ赤…」
「決めるのは大変だけど、たのしい部分もありますね。
でも、2部屋も漆喰塗るのは、さすがにチョット…(笑)」と、ご主人。
すかさず「わたしがほとんど塗りました!(笑)」とは、奥さま。
夏の暑い中、いったんは中断して、少しずつ少しずつ。
半年かけて塗り終わった成果が、ここに。
完成した家の中には、センスを感じる家具や雑貨。
奥さまが提案し、2人で決断…というスタイルでこの雰囲気を作り上げられたそう。
将来、子ども部屋として予定しているロフトスペースへは、はしごではなく、幅広の緩やかな階段。手摺もしっかり。安心感が違います。
住み心地はいかがですか?
「夏の午前中は、冷房なしで、窓をあけっぱなしにして。風、スゴく通ります。風の流れを考えてくださってます」
冬の暖房も「2時間ほどつけたら、消しても暖かさが続くんです」
CCF(全館空調&床下暖冷房システム)を選んだのは、数軒のおうち見学会などで見て、聞いて、感じて。
「すごく参考になりました」と奥さま。
「フクダさんからは、数字(光熱費予測など)を出してもらって」
愛犬のはなちゃん共々、パッシブデザインやCCFの心地よさに満足していただけている様子。
しめくくりは、奥さまの将来の夢で。
「庭の緑がちょっとずつ、ちょっとずつ育って、目隠しになるほど茂って木立ちになったら、庭でごはん食べたりしたいなぁ」
広々とした空間を作りたいと考えていたKさん。庭に面したリビングを吹き抜けにすることで、家の中も外も、すべてがひとつに繋がる大空間ができあがりました。