こんにちは、設計の古橋です。

先日、美山の山中へオートキャンプに行ってきました。
農山村の原風景が残るエリアに拓けたキャンプ場で、平日ということもあり利用者もまばら。
平日が定休日であるありがたみを実感します。

タープとテントを設営してしまえば、あとは山に身を預けるように何もしないことが今回の目的。
そのため取り立ててブログに綴るべくエピソードもなく、
早くもキーボードを叩く指が止まってしまいそうです。

日が落ちると日中は25度近くあった気温がぐんぐん低下。
ランタンに灯りを点し、ガスコンロで手軽に調理し夕食を済ませます。
後片付けを済ませば、あとはやはり何もしません。
大阪市内とは圧倒的に数の異なる星々を眺めながら、眠たくなるまで話したり黙り込んだり。

日の出近く、鹿なのか鳥なのか聞き慣れない甲高い鳴き声に目が覚め、
寝袋からもぞもぞ這い出します。
山で向かえる朝は何とも清々しく、早朝の散歩が此度のハイライトであったかもしれません。

数年前からキャンプ用品の収納スペースを想定する家づくりが散見されるのですが、
皆様こんなにも良きことをされていたのですね。

キャンプ経験者のように書き始めましたが、実は今回が初めてのこと。
自然の音や空気に包まれ大地に眠る。
ときどき図鑑に載っていなさそうな虫と遭遇したりもしますが、
この面白い遊びをつづけていきたいと思います。

キャンプ場の近く、美山の山々を背景に茅葺き屋根の連立する風景に
後ろ髪を引かれつつ帰路に就きました。