私たち地域工務店の家づくりは、建築家に任せる作品住宅とも、ハウスメーカーがカタログ販売する商品住宅とも違った、一人ひとりのご家族としっかり向き合って建て・守る責任を負っています。
この責任を果たすため、フクダの家づくりには3つの約束があります。家づくりに抱く不安や心配を低減させるために「プロセスを共有する」こと、建物の性能や品質、将来のアフターメンテナンスを「可視化する」こと、そして次世代にも受け継がれる「確かな技術を用いる」こと。
私たちは、この理念を貫いた家づくりをお約束します。
ほとんどの方にとって家づくりは初めての経験です。お客様にも家づくりにご参加いただくために、フクダでは設計段階でも具体的な空間をイメージしていただくためのツールである「BIM」や「VR」を採用し、スケジュールや打合せ議事録などもスマートフォンでリアルタイムでご確認いただけます。
私たちつくり手にとっての「いい家」と、お客様にとっての「いい家」が異なるものにならないように、フクダは常にお客様とプロセスを共有します。
耐震性や快適性、低燃費や空気質など、家には目に見えない要素がたくさんあります。そこで、フクダでは建物が持つ性能を見える化するために、様々なツールを導入しています。
設計の進め方や品質管理の手順を「生産工程シート」と「品質管理チェックシート」にしてをお客様と共有し、施工が始まってからはWEBカメラでリアルタイムで現場の様子をご覧いただけます。長期にわたる基礎工事や木工事の様子もタイムラプスで鑑賞できるので、ご家族全員で家づくりを体感していただけます。
さらに、設計段階から30年のアフターメンテンス計画やライフサイクルコストをまとめたシートを通じて、入居後の未来も見える化します。
人命・財産を守るための技術、住み手の健康に配慮する技術、地域社会・環境に寄与する技術をフクダの家づくりの「基幹技術」と位置づけ、不易流行の観点から積極的に検証・採用していきます。
技術と言っても最先端のものばかりではありません。例えばフクダの家の全棟で標準採用している漆喰や食材塗料のような昔ながらの知恵は、施工に何倍もの手間がかかりますが、温故知新の精神で労力を惜しまずに採用します。また、新しい技術にもすぐに飛びつくのではなく、しっかりと観測→分析→設計→適用→観測→分析…といった工学的アプローチによって検証を続け、裏付けのある技術のみをアップデートしていきます。