いまだ日本の住宅における課題は「エネルギー削減」と「温熱環境」です。マクロな観点では地球規模の気候変動対策に寄与し、またミクロな観点では不快で不健康な室内環境を減らすこと。私たちの家づくりはその2つの観点から、先ずパッシブデザインを最大限に活かした低燃費（BEI≦0.55以下）を実現します。

その上で、家電が消費する電力も含めて太陽光の発電によりエネルギー収支をゼロにするリアルZEHを標準指標としています。すなわち、パッシブデザインの快適さと低燃費性能、リアルZEHによる環境負荷を最小限に抑えた「パッシブ・リアルZEH」を家づくりのスタンダードとしています。

さらに、蓄電池や電気自動車の導入により、太陽光が発電しない夜の時間帯もエネルギーを買うことなく生活できる「エネルギー自立住宅」を可能にしています。

フクダの家づくりにおける環境性能の最上位の指標は「エネルギー性能」です。次に健康に悪影響を及ぼさない「室温」の指標。また住宅の高気密化が進む中で見直される「空気質」の安全性をも指標にしています。低燃費と省エネの性能で気候変動対策における責任を果たしつつ、住まい手に直接影響する快適で健やかな室内環境性能を実現する、それが私たちフクダの家づくりの基本理念です。

私たちは上記の実現すべきエネルギー性能と室内環境性能を実現するため、郊外型と都市型の敷地環境に応じた2つのスペックを設定しています。

断熱等性能等級のみ異なる3つのグレードを用意しています。またその他にも木造最上位の性能等級を持っています。

新築の工事期間だけを考えるなら、より広域なエリアも施工可能な範囲となりますが、私たちは引渡し後のアフターメンテナンスを重視しているため、車での移動時間が1時間以内を施工範囲として定めています。

フクダの標準仕様は、全てに渡って確かな裏付けによって選定されています。

第2の標準仕様とも言える、私たちの家づくりにおいて推奨している言わば「定番オプション」と呼べる仕様です。