備忘録的ダイアリー ~素材・外装編~
こんにちは 工務部 大塚です。
今回は夫婦間で大いに揉めた外装編です(汗)
家づくりを考え出した当初より外回りに使用する素材は高耐久であることが私の中では必須要件でした。
と言うのも、仕事柄さまざまなお家の経年変化を見聞きする為、なるべく長寿命でメンテナンスの掛かりにくい素材選びは重要だと常々考えていました。
家の表情を決める外壁の素材はガルバリウム鋼板のサイディングを選択しました。
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウムと亜鉛合金でメッキされた鋼板です。アルミニウムの耐食性と亜鉛の防食作用を組み合わせた表面処理鋼板で、
耐久性や耐熱性に優れています。
水が染み込むことがほぼなく、苔やカビ汚れが付きにくく、軽い外装材として住宅に使用されることが多い素材です。
水平ラインが美しい鎧張りのガルバを選択しました。
金属なのでソリッドな質感で無骨な表情ですが、耐久性は文句なし!これ一択だろうと考えていましたが、
妻からは「いかつい、重たい(実際は軽いのですが…)、圧迫感がある、かわいくない」
ネガティブな言葉しか出てきません(汗)
妻はもう一つの標準仕様である左官調の塗装仕上げ(ベルアート)推し。
コテ押さえの柔らかい表情と豊富なカラーから選択でき、品のある佇まいとなる、そして何よりかわいいとの事…
両極にある素材ですので、非常に悩みました。
ベルアート仕上げでもっとも懸念していたことが、汚れと施工上の不陸。
外壁に吸着したチリや埃、そして換気扇の排気口からでるそれが雨に流され壁が黒ずんでいく事。
その清掃が容易でない事や表面の塗装仕上げはシームレスで継ぎ目がありませんが、塗装下地の
サイディングと呼ばれる板材どうしの継目で起こる施工上避けられない不陸が発生する事など、
実務者であるが故に一般の方よりも知り得る機会が多いマイナスな面が気になり躊躇しました。
特に我が家は正面ファサード(方角で言うと西面)に敢えて窓を設けないデザインとしている為、
西日が照らされて下地の不陸が目立つとならば、目も当てられないなと…
何とかガルバの無骨さを中和しなければと、玄関ドアは木製に、軒裏は米栂の板張りで塗装も木肌
に近い色目で柔らかさを演出。
さらに風にそよぐ緑の木々を植えて爽やかさもプラスしてと、いろいろな方法を探りました。
なかなか首を縦に振ってくれませんでしたが、
「20年後ガルバで良かったと思えるから…」と誰も予測できない未来への期待という、無理やりな
理由付けで採用を承諾してくれました。感謝。
15年目の施主様の定期点検でガルバの健全な状態を確認しているので、あながち間違いではない
と信じてはいますが。
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