頭のなかで建ててみる

2025年12月6日更新

こんにちは 工務部 大塚洋一です。

私たち現場監督の仕事として、着工前の図面チェックも大切な仕事の1つです。

住宅1軒を建築するうえで、必要な図面って何種類くらいあるかご存知でしょうか?
皆さんの目にする機会の多い平面図や立面図は間取りや外観のデザイン等を示す図面でありお馴染みですが、実はそれ以外にもたくさんあります。

 

代表的なところですと、

・展開図(各居室を東西南北4方向から見た姿図)
・矩計図(基礎から屋根までの構成を示す断面図)
・構造図(建物の骨格を表す図面)
・プレカット図(構造躯体の加工を指示する図面)
・給排水配管図(水道関係の経路を示す図面)
・電気設備図(電気配線の位置を示す図面)
・空調計画図(パッシブ冷暖を採用する場合に作成する図面)
・施工図(部分的な詳細を職方に伝えるために作成する図面)

などが挙げられます。

 

平面図、立面図、展開図、電気設備図などは設計打ち合わせ段階で設計担当が作図しながら打ち合わせに臨みますが、その他の図面は打ち合わせにて決まった内容を基に専門の依頼先に作図をお願いします。

もちろんすべての図面に目を通していくのですが、それぞれの図面単体でチェックするのではなく、複数の図面(と言うか、全ての図面)を同時にチェックしていきます。

構造図とプレカット図の整合性を確認しながら、標準納まりに合わせ部材加工寸法を指示すると同時に設備配管、配線が躯体に影響なく施工ができるかをチェックしつつ、それが意匠図(平面・立面・展開)と間違いがないかを確認し、施工図が必要な箇所をピックアップする。

 

ざっとこんな感じでしょうか。
各方面に図面の修正や納まりの確認、相談をしながら、着工に向けて段取りをしていきます。

私はこの時間が割と好きで、丸一日時間をかけて頭の中で家を組み立て、一度完成させてから、実際の現場に挑むという感覚で取り組んでいます。

想定していた通りにならないことも起こりますが、そこは日々経験を積むことで改善していきたいですね。現場のスムーズな進行はこの図面チェックに凝縮している気がします。

もう少し時代が進めば、AIがものの数分で各種の取り合いを判断して教えてくれるなんて未来がまもなく訪れそうですね。

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