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皆さんいかがお過ごしでしょうか。  
 
この3連休はどのように過ごされましたか?
暑さも和らぎ、お出掛けしたくなりますよね。
私は、今週末のプレゼンテーションに向けてプランニングに没頭しておりました。
 
 
今回は、ニュースレターでご紹介している物件の最適解を導くための方法論、2回目です。
 
 
さて今回は、土地探しからスタートされたご家族4人の3階建てのお住いです。
 
 
・敷地は大阪市内上町台地の谷地形で、歴史ある建物や町並みを活かしたセンスの良いリノベーション店舗が点在する人気のエリアに位置し、西側に道路・南側には長屋に繋がる専用通路、道路と同レベルの有効宅地約25坪で、住居系地域の準防火地域に指定された土地です。
 
 
ご要望は
・防犯対策
・プライバシーの高いリビング・ダイニング・キッチン
・室内干しスペースがほしい
・駐車スペースと駐輪スペース4台
・家族の洋服をまとめてしまえるファミリークロークがほしい
 
 
上記要望をキーワードに、
西側6M道路、南側隣地には3階建て、北・東側隣地には将来の3階建てを見据え、特に防犯・プライバシー・日射取得を考慮し、北側・東側には階段・水廻り・寝室を配し、開かれた南西側にはオーバーハングした大きな吹抜(LDK)を持たせたプランとして計画をスタートさせました。
 
 
計画の課題及び提案
1.有効宅地約25坪に駐車・駐輪スペースを含めたゾーニング計画
2.防犯を考慮した窓配置計画
3.隣地に3階建てがある場合の日射取得提案
 
 
検討を重ね最適解に至った方法論ですが、
1−2.それでは具体的に最終案の配置計画ですが、準防火地域内では1〜3階までの階段位置が、火災時に安全な避難を行う上で、それぞれの階段が隣接している必要があり、玄関・リビング及び3階へアクセスし易い北西の位置としました。1階は、洗濯→室内干し→たたむ→収納の動線として、大きめの室内干しスペースを兼ねる脱衣室とそこから繋がるファミリークロークを用意しました。家族の身支度がスムーズに行え、ファミリークロークの脇には洗面を用意し、帰宅時の着替えから手洗いは、2階へのアクセスの導線上にあります。さらにご主人の仕事・趣味スペースと駐車・駐輪スペースを配置し、建ぺい率いっぱいに確保した住居部分の面積でも、2階のLDKの帖数が不足します。そこで解決方法としてSE構法が可能にするオーバーハングの提案です。駐車スペースの上部構造を張出すことで、面積を満たすLDKと寝室配置が可能となります。LDKを取囲むようにリビングに隣接して階段・ダイニングに隣接してデスクコーナーから寝室、キッチン脇にパントリー、ダイニング南側のバルコニーは、手摺を高くすることでプライバシーが高まり、空間が繋がることで視覚的に広く見せる一役となります。またトイレは2階での使用音を解消するために1・3階へ分散配置、さらに寝室・キッチンの上部3階には、子供部屋を2部屋用意しました。2階部分がオーバーハングしたリビング・ダイニングの南西側上部を吹抜けとすることで、住宅密集地においてもプライバシーが高く開放的で、見上げると常に空を感じる気持ちのよい空間が得られます。
 
 
 
次回は計画の課題2.についてお伝えさせて頂きます。
 
※オーバーハング(上部構造が下部よりせり出した状態又は張り出した部分のこと)
※ゾーニング(計画上のプロセスの一つで、空間を機能や用途別にまとめて必要な空間の大きさを設定し、相互の関連を見た上で位置関係を決定する設計手法です。)
※耐力壁(建築物において地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力をもつ壁)