生活に寄り添う、中庭デッキのある家ー②

2018年11月19日更新

こんにちは。チーフプランナーの千知岩です。
 
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 
今週は一段と季節が進み、半ばの雨天から寒気が南下して一気に気温が低くなる見込みです。
この三連休のお出かけの際は服装に注意が必要です 。
 
年末に近づきイルミネーションで街が賑わう季節となりました。
関西でいうと、なんばパークス・神戸・うめきた広場など有名ですが、私もロードバイクで帰り道、御堂筋を走ってきました。
阪神前交差点からなんば西口までの約4㎞を光の川に見立ててイルミネーションしているようですので、皆さんも是非足を運んでみてください。
 
 
 
今回もニュースレターでご紹介した、上空から見るとコの字型のプライバシーに配慮したお家の最適解を導くための方法論、後編についてご紹介したいと思います。
 
 
 
土地探しからスタートされたご家族3人の2階建てのお住いです。
 
 
・敷地は大阪府泉北ニュータウンに位置し、南側に7M弱の道路、約60坪のほぼ整形に近い敷地は、北側隣地より高さ約2.0Mのコンクリート擁壁で土留め、道路からは30センチ程高低差のある第1種低層住居専用地域に指定された土地です。
 
 
計画の課題及び提案
1.バリアフリープランの為のゾーニング計画
2.既存擁壁がある場合の地盤改良計画
 
 
 検討を重ね最適解に至った方法論ですが、
2.敷地周辺に既存擁壁がある場合、建物を当該擁壁に近づけると図のように土圧がかかり、建物の荷重を負担できるか確認が必要です。
それには当該擁壁の検査済証要否を確認する必要があります。擁壁が古く、検査済証がない場合は、建物の土圧を掛けることが出来ません。
その方法として安息角内に基礎を作る若しくは杭で建物を支持する方法があります。
結論から申し上げると前者では北側に相当の空地を設けることになり、市街地では杭の選択です。
ただ地盤調査において地盤改良工事必要なしの判定結果の場合でも、擁壁際のみ杭があればよいのではなく、バランス良く建物を支持する為に、建物基礎下全てに杭が必要です。
それでは、どの程度擁壁に近づけて建物を配置できるのでしょうか。
例えばL型コンクリート擁壁の場合は、高さがほぼ底盤の寸法となるため、高さと同じ寸法まで建物を離せば杭が底盤と干渉せずその位置まで建物を寄せて配置することが可能です。
更に底盤と杭が干渉する場合でも安全な基礎設計の方法もございますので、今後のコラムにてご紹介致します。
このように既存擁壁の状況と地盤の情報を十分把握するとともに、近隣の高低差、建築計画、基礎形状を精査し、安全な建物基礎を計画する必要がございます。
 
 
 
※安息角(土・砂などの堆積(たいせき)物が崩れないで安定しているときの、斜面と水平面とのなす最大角度。)

 


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