チリも積もれば…

2019年8月9日更新

こんにちは 工務 大塚です。

8月に入り、連日の猛暑続きで現場は相当厳しい環境です。
皆様も体調管理には十分お気を付け下さい。

今日はあまりきれいではありませんが、大事な話をひとつ。

住宅を建築する上で必ず発生するゴミ(産業廃棄物)
木くず、合板、石膏ボード、金属くず、紙ごみなど、挙げればきりがありません。
ある調査によると、新築住宅の一現場から発生する廃棄物の量は工法にもよりますが、概ね2~4トンだそうです。
この量が多いか少ないかは別として、なぜ大量の廃棄物が発生するのか?住宅生産の特徴として以下のような事が挙げられます。

・一品生産であること(同じ家をつくらない)
・現場合せが必要(部材に合わせるのではなく、設計に合わせてつくる)
・部品点数が多い(住宅1件につき何十種類の材料を使用)

家電や自動車の製造と比べると、住宅生産がいかに現場施工型であることが分かります。

また、大阪府のホームページには次のようなデータがありました。
http://www.pref.osaka.lg.jp/kenshi_shinsa/recycle_index/hithuyou.html

府における産業廃棄物に占める建設業の割合は、発生量の28%に対し、最終処分量の50%となっています。
つまり、リサイクルできず埋め立て処分される廃棄物の50%は建設業から発生しているという事です。

発生量28%の中に占める、我々の仕事から発生する分はほんの僅かかもしれませんが、
少しでも廃棄物を減らす努力は続けていかなければなりません。

現場から発生した大量の段ボールを積んで古紙回収センターへ

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