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皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 
今年も年末に近づきイルミネーションで街を行き交う人達が増え賑わう季節となりました。
 
昨年同様、御堂筋イルミネーション2019が11/4(月)〜12/31(火)まで開催されます。
今年の見どころは、SNS映えする巨大なフォトモニュメントだったり、心が暖かくなる輝くメッセージツリーだったりと見どころが多くなっていますので、皆さんも是非足を運んでみてください。
 
昨年もご紹介しました御堂筋イルミネーションですが、ご紹介した日が11/19の同じ月曜日でした。
当時ロードバイクで走る夜は、寒くてダウンジャケットを着用し手袋をして写真を撮った記憶があります。
気象庁のデータによると昨年度の大阪市内は、最低気温が10度を下回る日がもうすでにあり今年は昨年度に比べて温かいので、仕事を終えて寒さに震えながら帰路につくのはもう少しの猶予がありそうです。
 
しかし本格的な冬の到来を迎え、ますます気温も下がってきますので皆様もくれぐれも健康に留意してください。
因みに私は、インフルエンザの予防接種を終えましたので一安心です。
 
 
 
 
 
 
さて今回はニュースレターでご紹介した、『緩やかにつなぐスキップフロアの家』全2回の計画課題.1の最適解を導くための方法論についてご紹介したいと思います。
 
 
土地探しからスタートされたご家族3人の3階建てのお住いです。
 
 
・南側に4M道路で周辺には住宅が建て込み、敷地は南北に長く、第2種中高層住居専用地域に指定された間口5.6M約28坪の土地です。
 
 
ご要望は   
・パッシブデザイン
・ゼロエネ住宅
・家族が同じ明るいスペースで過ごせるように 
・吹抜けでいつも家族を感じるように
・夜間に洗濯物を室内で干せる場所がほしい
 
初期案として上記要望をキーワードに、バルコニー・リビング・吹抜・階段に一体感が生まれるよう2階リビングにスキップフロア等で家族が集う居場所づくりをコンセプトに計画をスタートさせました。
 
 
計画の課題として
 
1.南北方向に長い建物のパッシブデザイン手法は?
2.ゼロエネ住宅のため、必要量の太陽光発電設置は高さ制限のある3階建てで可能か?
 
 
検討を重ね最適解に至った方法論ですが、
 
1.南面の間口4.55M(910モジュール✕5)に可能な限り窓を配置します。
間口に対してリビング・吹抜けに面する部分はもとより、階段スペース部分に該当する外壁面に、通常であれば構造耐力上必要な壁になる部分にもSE構法の特性を生かして窓を作ることができます。
よって南に向かって昇降する階段を作ることで、パッシブデザインの導光の手法を使い1階の玄関ホールにも昼光利用で明るさを届け、照明エネルギーの削減に寄与します。
また吹抜けの窓からは冬期の日射取得の南中高度約30度を生かし、もっとも北側に位置するキッチンにも明るさと暖かさを届けることが出来ます。
吹抜けに面する窓は、開閉機能を持たせることで吹抜け内に溜まった熱を排出できたり、2階の通風計画も立体的に行うことができます。
上記による建築的手法で、大きな窓を使用し日射熱取得を行うと暖房エネルギーは30%程度のコスト削減、通風利用と日射遮蔽用庇で冷房エネルギーは33%程度のコスト削減が可能となります。

※スキップフロア(床面の一部に高さを変えた部分をもたせた構成)
※パッシブデサインの5つの要素(断熱・通風・日射遮蔽・昼光利用・日射熱利用暖房)
※導光(北側の部屋や窓を設けにくい部屋に光を入れ、明るさを確保する工夫)
※昼光利用(日中暗い部屋で照明をつける必要のないよう太陽の光を取り込み照明エネルギーを削減する建築的手法)
※南中高度(太陽が真南にきて、いちばん高く上がったときの地平線との間の角度です。)
 
次回は計画の課題2.についてお伝えさせて頂きます。
 
 
 

近日開催のイベントのお知らせです。

▼11/17(日)「芸術家たち」トークイベント

https://www.fukuda-lld.jp/events/?p=18275

『芸術家たち』刊行トークイベント 著:河内タカ

アートを日常的に親しむためにシリーズ化を目指して出版された第一弾は、

【建築とデザイン】

広範なカルチャーに造詣が深く、自然体で表現に親しむコツを教えてくれる
河内タカさんのエッセイは、20世紀の建築とデザインの巨匠31組の足跡を
読み解き、「アート」を楽しみながら学びたいと思う人にとって、100年の
時を隔てる芸術も、より身近な情報に置き換えて魅力を解説してくれます。

※こんな方におすすめ
●建築やデザインを教養として知っておきたい方。
●アートに興味があるけど、どう学んだらいいかわからないという方
●インテリアや建築が好きな方

■建築のプロの方にも大変満足のいくトークイベントになりますので、
ぜひご参加ください。