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皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 
 
大阪市内では、今週末頃より最低気温が5度を下回ろうとしています。
ロードバイクで通勤をしている私は、段階的な寒さを実感しながら天気予報のアプリを毎日見るのが習慣化しています。
毎日チェックしておかないと温かい日は汗をかいてしまうため、就寝前・出勤前とチェックし着衣量でコントロールしながら快適なロードバイク通勤を楽しんでいます。
さらに気温が下がってきていますので、いよいよ毎年恒例の暖パン(ウォームパンツ)の季節がやってきました。
この暖パンですが、すぐれもので足元を暖めると意外と上着はセーターいらずでシャツとアウターのみで過ごせますので、これからさらに寒くなっていく季節の通勤も苦ではなく意外と快適で好きです。
 
 
先日、帰宅時に御堂筋をロードバイクで走っていると異様な光景を目にしました。
夜中の0時過ぎに黒山の人だかりで、店舗名は「Yogibo(ヨギボー)」でした。
ご存じの方はおられると思いますが、アメリカ発祥のソファブランドでキャッチコピーは「人を駄目にするソファ」と言われるくらい、その心地よさはすごいようです。
ネットを調べて見ると、【Yogibo✕ブラックフライデー】と銘打った、深夜60分間限定のミッドナイトセールでした。
それも商品が半額ということで、行列ができる意味が理解できました。
夜中ながら身長よりも大きなYogiboを抱えながら家路につくたくさんの方たちの姿が、ツボにハマって面白かったです。
私も来年並んで見ようかなと思うくらいでした。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて今回はニュースレターでご紹介した、『緩やかにつなぐスキップフロアの家』全2回の計画課題.2の最適解を導くための方法論についてご紹介したいと思います。
 
 
土地探しからスタートされたご家族3人の3階建てのお住いです。
 
 
・南側に4M道路で周辺には住宅が建て込み、敷地は南北に長く、第2種中高層住居専用地域に指定された間口5.6M約28坪の土地です。
 
 
ご要望は   
・パッシブデザイン
・ゼロエネ住宅
・家族が同じ明るいスペースで過ごせるように 
・吹抜けでいつも家族を感じるように
・夜間に洗濯物を室内で干せる場所がほしい
 
初期案として上記要望をキーワードに、バルコニー・リビング・吹抜・階段に一体感が生まれるよう2階リビングにスキップフロア等で家族が集う居場所づくりをコンセプトに計画をスタートさせました。
 
 
計画の課題として
 
1.南北方向に長い建物のパッシブデザイン手法は?
2.ゼロエネ住宅のため、必要量の太陽光発電パネル設置は高さ制限のある3階建てで可能か?
 
検討を重ね最適解に至った方法論ですが、
 
 
2.間口4.55M前後の都市型住宅では、太陽光発電パネルの設置には屋根全体の過半の面積が必要です。
南傾斜の屋根に搭載を原則とし、必要以上の屋根傾斜角度と長さが必要ですので、高さ制限等のある用途地域では各階の高さが確保できません。
 
そこで必要なのが『断面設計』です。
 
屋根に相応の高さが必要になるため、結果的に各階に標準高さからの縮小が必要で約1Ⅿ程を各階の3層で振り分けることを求められ、複合的な要因で高さの問題を解決していきました。
太陽光発電パネルを搭載する南側は道路斜線制限もあることから高さを抑えざるを得ない為、3階部分を一部屋根化し傾斜天井とすることで屋根の長さを確保し、必要な太陽光発電パネルの設置が可能となります。
しかしただ高さを抑えるだけでは、圧迫感を生じさせ問題の解決にはなりません。
 
方法は、北側のエリアは標準の各階の高さとし、3階部分を屋根化したエリアの各層を縮小する案です。
2階部分についてはリビングとしたそのエリアをスキップフロアにし、階段スペースも配置します。
スキップフロアで一般フロアレベルから下がったリビングはまだ階段の途中にあり、何の違和感もなくダイニングエリアの一般フロアに迎うことができます。
さらに階段を3階に上がれば高さが抑えられた廊下+吹抜けは子供たちも喜ぶであろう空間に変化しました。
1階については、一般諸室では高さに余裕がなく配置が不可能ですが、その部分までビルトインガレージを配置することで高さの問題を解決します。
駐車スペースは当然のことながら道路高さに近いため、道路と1階床のレベル差約60センチほどを利用しました。
駐車スペースの天井高さは玄関扉の高さまで天井を下げることができますので、構造面での2階リビングエリアの高さ設定が可能となりました。
同時に階段においても1階から2階への段数が減り、配置検討もスムーズに行えました。
 
階段はその隣接しているスペースとのつながりで、各階のスペースに奥行きと広がりが生まれ、子供たちの居場所にもなる楽しい空間へと変化しました。
 

※断面設計(プラン検討段階において、イメージを断面に落として光の取入れ方・通風・空間(高さ)を具体的に検討する手法)
※スキップフロア(床面の一部に高さを変えた部分をもたせた構成)
※ゼロエネ住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、省エネ法に基づいた建築・設備によって減少したエネルギー消費量と創エネによって作り出されたエネルギーの合計が、その建物で消費される標準のエネルギー消費量と等しいか多いもの