先日、新規着工物件の地縄張りを行いました。
地縄張りとは、建築工事の初めに行うもので、敷地内における建物の配置を示していく作業です。
設計図面に基づき、縄やビニール紐で輪郭を地面に張って、建物の配置を示していきます。
現場監督の一番初めの仕事になります。
普段は2人で作業を行いますが、今回は予定が合わず、私一人での作業。
ロングテープ(巻き尺)やメジャーを使って直線を、ピタゴラスの定理や三角比を駆使して直角を、
ぶつぶつ数字を唱えながら、敷地を行ったり来たり…
1時間半ほどで終了です。
ロングテープの先を誰も押さえてくれないので、テープの先の輪っかに釘の頭に引掛けて、
そこから寸法を逆算してと…一人はさすがに効率が悪いですね。
まっすぐ線が通るとなぜか気持ちいい!
地縄を張り終えたあとは、建物と敷地の空きをよく観察して、
足場の設置や工事車両の配置などをシュミレーションします。
周辺道路も一通り歩いてみて、工事車両の進入ルートや交通規制の有無を確認していきます。
このあとに地鎮祭を迎え、まもなく着工となります。