紅葉の機能美

2020年10月26日更新

こんにちは。工務の大塚です。
 
これまでの暑さがまるで嘘のような…朝晩の寒さに半袖にフリースを着るという、何ともちぐはぐな格好で仕事をしています。すっかり秋めいてきました。
我が家のベランダはアカシアやオリーブなどの常緑の植物がほとんどですが、スモークツリーの葉が色づき落葉しかけています。秋といえば「紅葉」ですね。
 
移動中のカーラジオから紅葉の話題が聞こえてきました。何でも一度落とした葉から再び自身の木に栄養を戻すとか?
紅葉の仕組みは葉が枯れるから色が変わる…くらいのものとしか認識しておらず、よくよく調べてみると余りの精巧さに驚くばかりでした!
 
木は葉を落とす前に、葉にある栄養分をできる限り回収して再利用しようとするそうです。クロロフィルやカロテノイドという成分を分解してできた栄養分を、枝を通じて幹まで運びます。
その際に植物にとってより重要な栄養分の含まれているクロロフィルが先に分解されるため、
残されたカロテノイドの黄色が目立つようになり、葉が黄色に変色するとのことです。「黄葉」とも呼ぶようです。
 
「紅葉」にはもう一つの成分が関わっていて、クロロフィルの分解と同時に赤色のアントシアニンという物質が作り出され、葉が赤色に見えるとのこと。
アントシアニンの役割については詳しくは解明されていないようです。
 
日照時間が減り、光合成で作り出す栄養分が十分でなくなるこの時期に色を変え、栄養分を幹に蓄えて冬に備える、成分の移り変わりの過程で色の変化が起こるという訳ですね。
 
そして落ち葉にも重要な役目があり、土壌に養分を供給し様々な生物によって利用されますが、植物自身にも重要な栄養源となります。
落葉前に葉の栄養分を再吸収するものの、全ては回収しきれず、土壌で分解された栄養分も利用し新しい葉をつくる要素となるようです。
 
我が家のスモークツリーの葉はクロロフィルが抜けてカロテノイドに変化中です。
 
全てにおいて無駄のない理にかなった仕組みではないでしょうか。
今年の紅葉狩りでは紅葉の美しさを楽しむことに加え、その仕組みの精巧さについても思いを巡らせてみては。
 
大東市 四季の移ろいと共に暮らす家
イロハモミジがアントシアニンを精製中です。

 


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