【vol.12】コラム「障子のアイデアで問題が解決したプラン-1」

2014年10月13日更新

こんにちは設計チーフの千知岩です。
さて今回は、先日ご提案させて頂きました、MM邸のプレゼンテーションにおいて、適解を導くための手法についてご説明させて頂きます。
 
土地探しからスタートされたご家族4人(2世帯)の2階建てのお住いです。
 
敷地は南側に8M道路・東側には2階建て長屋、北側には3階建住宅さらに西側には3階建の共同住宅に囲まれた38坪弱の旗竿敷地です。
 
コンセプトでもあるご要望は
・2世帯のため1階に水廻りがほしい
・タタミが好き
・明るく温かいLDK
 
ご提案としてタタミを1.2階に使用し、多用途に使用できる暮らしの提案をコンセプトに計画をスタートさせました。
 

計画の課題として
 
1.お母様の為の生活動線をいかに効率よく出来るか。
 
2.タタミ室は使い方が限定されるため、使用頻度が少なく空間利用としてもったいないため、有効に利用できることを提案したい。
 
3.3方が住宅に囲まれた敷地で明るく温かいLDKは可能か、また今回の条件で1階も温かい居場所は作ることが出来ないか。
 
 
検討を重ね最適解に至った方法論ですが、
 
1.建物を長方形にすることで旗竿敷地の北東部分に庭が取れるため、そこをお母様のお部屋より直接つながるデッキスペースとし、
干場を兼ねるようにしました。また水廻りはお部屋廻りに集めましたが、気になるのは音の問題です。
生活スケジュールが異なる世代のため、浴室・洗面脱衣室との間にファミリークローゼットを作り、お部屋から廊下を通る事なく浴室まで
直接アプローチできる動線を確保しました。浴室をお部屋から一番遠い場所にしたため、気兼ねなく家族も入浴を楽しむことが出来ます。
 
2.1階和室の利用方法は、寝室・玄関ホールを兼ねた提案です。
玄関は建物間口を全て土間とし、その奥にタタミ4帖半の間、建具は天井まであり2面開放される事で玄関ホールとひとつながりになります。
土間からは30センチの高さで腰掛けに最適で、リビングまではという御客様にはおもてなしの場として利用することが出来、
土間空間・タタミスペースに差し込む明るさで御客様は時間の経過を忘れることでしょう。
 
次回2階和室の利用方法・計画課題3.についてご説明致します。

 


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