基本設計-7

2021年5月1日更新

前回は以下の●基本設計-2の各項目の【住宅設備】についてご説明させて頂きました。
 
 
弊社ホームページより
【家づくりのイロハ】
■ハ.家づくりの進め方→STEP3
 
上記は、初回提案後設計申込を頂き、住宅ローン審査を進めつつ、基本設計(マスタープラン)を固めるステップです。
先ずは、正確な全体費用を算出するベース(基本プラン)をつくり上げることを目標とします。
 
大きく分けて以下の3つで構成しています。
①基本設計
②全体費用の確認
③住宅ローン審査
 
では①の基本設計ですが、
主に以下の検証・検討・承認を行います。
●基本設計−1(敷地確定・プラン決定・法規チェック・設計レビュー①)
●基本設計–2(造作家具及び内装建具承認・照明計画方向性・サッシ承認他)
 
 
 
 
今回は、●基本設計−2の【造作家具】について説明いたします。
 
上記カテゴリー②の全体費用の確認のためには以下の金額算出も必要です。
初回提案の際に以下の金額算出を行いご提示していますが、プラン変更による増減見積や地盤改良見積、オプション類の絞込みも合わせて行います。
 
■土地に付帯する費用
【地盤改良】
【給排水引込関連】
【特殊工事】
【外構工事】
■建築関連費用
【住宅設備】
【造作家具】
【内装建具】
【照明】
【外部建具】
 
 
造作家具は、置き家具と違って目的に応じて仕様・色等を空間に合わせて作る特注家具です。
隙間なく納められすっきりとした統一感が生まれ上質な空間にも一役買っています。
キッチン周りの収納、デスク、テレビボード、ソファ、本棚等がそれに当たります。
また地震時には一体で固定されているため安心で安全です。
 
造作家具は総額に大きく影響を与えるため設計ヒアリング時に総額からどのくらいの価格を想定できるか、また施工事例を確認頂きながら扉・引き出しの要否など想定し、プレゼン時に参考価格としてご提示いたします。
 
造作家具は、家具業者に依頼する場合と大工にて箱組みをして木製建具業者にて扉・引出しを設置する造作家具があります。
 
造作家具は、集成材という製材された小角材を繊維方向を揃えて接着した板材を大工にて箱組みします。
扉・引出しは、突板という天然の木材を薄くスライスした板材を、フラッシュ戸という芯材から構成されたものと持ち手部分には無垢材を使用したものを内装建具業者にて製作し現場にて取付を行います。
また家具は、家具専門業者にて全てを工場で加工製作します。
フラッシュ仕様による突板材を工場で塗装しますので、造作家具より価格は高価となりますが上質な仕上感となります。
 
お見積提示段階ではプレゼン時の参考価格と違い、使い勝手をヒアリングした上で大まかなデザインを決めて提案します。
 
実施設計③の展開・造作で造作家具の承認を頂きますので、プレゼン時に3Dモデリングでイメージを掴んで頂き、さらに見積提示前の基本設計までにご家族で目的に合わせてどのような収納にしたいかじっくりご検討ください。

 
 
 
次回は
●基本設計–2の項目について■建築関連費用【内装建具】をご説明します。

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