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建物の気密性を確認するために弊社では断熱工事の完了後に気密測定を行っています。
 
C値(相当隙間面積)とは建物全体にある隙間面積(㎠)を延床面積(㎡)で割った数値で、
専用の気密測定機を使用し現場で実測しています。

 
弊社の規定ではC値=0.5㎠/㎡です。この数値が具体的にどのくらいの程度を示しているかというと、
延床面積40坪(約132㎡)で隙間面積が66㎠あるということです。
分かりやすい例えでいうと、建物全体でハガキ約0.5枚分相当の隙間しかないということ。
 
ある程度経験は積んでいるものの、
毎回異なる形状の建物での現場実測ですので、毎度自分自身が試されているようで、
測定のスイッチが押される瞬間はいつも緊張します。
 
気密性が低いと冬は暖房をつけていても、暖かい空気が屋根から外に漏れ、漏れた分冷たい空気が流入し、
足元が冷え不快感が増します。夏は蒸し暑い外気の流入につながりエアコン効率に影響が出ます。
 
また、隙間の多い家では湿度のコントロールが十分にできません。
冬は室内の最適な湿度が外に逃げ、夏は外の多湿な空気が侵入してしまいます。
この室内と室外を行き来する湿気は壁内で結露を招き、木部の耐久性に影響を与えてしまいますので、
断熱されている壁内の空気は動かないものにすることが肝要です。
 
換気効率の向上にも気密性能は起因します。
隙間の多い家では換気扇以外の隙間からの漏気が多く、計画的な換気ができているか不透明です。
建築基準法において、1時間当たり家中の空気を0.5回以上換気できることが要件とされています。
すなわち、2時間で家中の空気を入れ替える事が求められています。
 
断熱性能と同じくらい気密性能についてもしっかり検討していかなければなりません。
現場ではこんなところの小さな隙間を地道に埋めていきながら、気密測定に臨みます。



これがほんとうに地味なうえ、ピンポイントな作業でして、、、壁で隠蔽される前にタイミングよくコソコソとやっています。
 
先日実施した物件では、C値=0.3㎠/㎡という結果となり、最近は安定的に良い結果を出せています。

建物の形状や各部の納まりを見て、弱点になりそうな箇所が判断できるようにもなってきました。
継続は力なりですね。