住宅のエネルギーに対して

2022年10月18日更新

こんにちは。設計の田中です。

2022年10月1日から、「長期優良住宅認定」や「低炭素建築物認定」が改正されました。

戸建て新築の大きな改正内容としては、建物性能の強化や、一次エネルギー削減量が上がったことです。

これはようやく国が住宅のエネルギー削減に向けて動き出したという事でしょう。
これからの住宅は、より一層省エネルギー性能を求められる家になっていくはずです。
地球温暖化へ向けた脱炭素の取り組みが加速していくことが考えられますね。

では、住宅の省エネルギー性能とはどうやって算出するのかご存知でしょうか。


住宅の消費するエネルギーは以下の項目に分けられます。
・暖房
・冷房
・換気
・照明
・給湯
・その他(家電,調理熱)


これらは電気やガスなどを使用しますが、それらの単位はバラバラです。(KwhやL、MJなど)
そこでこれらを一次エネルギーという値に置き換えることによって、
建物の消費エネルギー量を同じ単位で計算することができます。
※一次エネルギーとは、化石燃料や原子力燃料、水力・太陽光など自然から得られるエネルギーの事を指します。
これに対して、一次エネルギーを変換・加工して得られるエネルギー
(電気、灯油、都市ガス等)を「二次エネルギー」と呼びます。

この値はシミュレーションを行えるのですが、例えばこのように算出されます。

これは国立研究機関である建築研究所の公開しているプログラムで算出をします。
(4)一次エネルギー消費量の欄に、「設計一次」と「基準一次」という項目がありますが、
「設計一次」はこの物件が消費するエネルギーで、「基準一次」は床面積や設計地域によって変化する基準となるエネルギーです。(年間)

傾向としては暖房・給湯・その他のエネルギーが高く、全体の7割前後になったりもします。
その他のエネルギーは家電や調理(コンロ)なので、
住宅の性能に左右されないという意味で、「設計一次」と「基準一次」が同じになります。

太陽光発電やエネファームなどのコージェネレーション設備を搭載している場合は「設計一次」にこれが反映されます。
この場合発電して消費エネルギーを削減する形となりますので、マイナス表記となります。

この総和がご自身の住宅の一次エネルギー消費量となって、
基準一次エネルギーとの差で概ね基準となる住宅から何%程度削減できているか、
シミュレーションができる形となります。
この一次エネルギーをもう一度電気やガスの数値に直して、
契約されている電気・ガス会社の料金に当てはめてあげれば、
光熱費としてのシミュレーションまで行えますので、住む前からおおよその光熱費が判断できます。
(もちろん生活の仕方や契約されている料金体系によって変化しますが)

世界中で地球温暖化に向けて脱炭素の取り組みが加速していく中、
住宅の消費するエネルギーは近いうちに限りなくゼロになっていくはずです。
光熱費としてのメリットもありますし、次の代以降の地球のためにもなりますので、
ご興味持たれた方はぜひ弊社までご相談下さい。

 

 


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