山嶺の家:室温実測

2022年12月25日更新

こんにちは。設計の田中です。

今日は弊社HPの施工例にも掲載されている山麓の家の冬の実測した室温のご紹介をさせていただきます。

大阪府池田市の五月山のふもとに建つこの物件。
大阪市内と比べると冬場は3℃程度気温が下がるそうです。

設置させていただいたデータを集計できる温湿度計からの数値と気象庁のデータを照らし合わせていきます。
※気象庁のHPから、過去の気象データを閲覧可能です。
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/select/prefecture00.php?prec_no=62&block_no=0602&year=2022&month=01&day=08&view=p1

今年の一番寒かった時期から、2022/01/08の豊中市の外気温データを引用しております。
このお宅はパッシブ冷暖をご採用頂いておりますので、暖房運転時には床下の温度が一番高くなります。(黄色)
また、リビングよりもトイレの温度が高くなっております。
これは、トイレに設けた床ガラリから暖かい空気が自然と上がってくるのですが、トイレの換気扇によってより引っ張っているという結果です。

リビングは最低17.9℃(午前9時)、日中は太陽の熱を十分に取得し、最高21.1℃まで室温が上昇します。

外気温は5時と7時に-0.3℃を記録しています。

以下の図は実測では無くシミュレーションの図です。
冬場の一番寒い日のシミュレーションとして、午前8時に外気温が1℃での設定となっています。

1℃程度のズレはありますが、概ね実測結果と変わらない数値となっていました。
図の左側の外壁部は窓なので、右側の外壁よりも少し表面温度が下がっている事が分かります。
また、床下暖房のメリットの一つである床面の表面温度は22℃となっているため、足元が暖かく頭が冷たい所謂「頭寒足熱」の状態なっています。

シミュレーション結果と実測の検証はひと手間かかりますが非常に大切だと痛感しております。
データを記録するには、データロガーと呼ばれる計測した温湿度を保存してくれる機械が便利なのですが、
前回説明させて頂いた「HEMS」にも温湿度測定のオプション部材がありますので、
電力と合わせて温湿度も「HEMS」で計測するのが一番負担が少ないかと思います。

↓前回のブログ
https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=33316

 


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