こんにちは。
カスタマーサポートの宮嶋です。

ここ数日は寒波の影響により、大阪でも小雪がちらついています。
外部水道管や給湯器への備えは大丈夫ですか？
（給湯器に関して（悩ましい問題 by大塚洋一）
https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=28881）
（水道管の凍結防止に関して「大阪市水道局　水道の凍結にご注意ください」）
https://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000453973.html）

さて、タイトルにもありますように、今回は無垢フローリングに発生すると厄介な【カビ】のお話です。
カビは空気中にも微量に含まれていますが、
一定の条件が揃うと定着して繁殖してしまいます。
水分、酸素、適温、栄養。
水回り、特にお風呂はカビにとって天国のような環境のため、
カビが繁殖しやすいことは皆さまも経験でご存じかと思います。
また、根を張ってしまうのもカビの厄介なところです。

先日お伺いしたお宅で、
「フローリングに黒い斑点があるのが気になる」とのこと。
お話を伺うと、引越し時にクッション性のある養生シートを敷いて
その上に2ヶ月ほど荷物を置いていたそう。
バスマットを敷きっぱなしにしていて、というお話も聞いたことがあります。
植木鉢を置いていて、久しぶりに動かしたら、、、ということも。
通気を妨げる素材と水分が合わさる場所には
カビが発生しやすいと警戒する方が良いかと思います。

さて、ではこのカビをどうするか？という点です。
今回のケースでは、カビを発見した後に広がっている様子は見られない、ということでした。
今発生しているカビを取り除いてしまえば、その後広がることはなさそうです。
（これがバスマット下など、繁殖の条件が揃い続ける場所である場合には、
増えないようにする対策が必要になります。）　

今回はカビが繁殖活動をやめている状態と判断しましたので、
削りとってしまうことにしました。

フローリングを削る際の注意点

・均一に満遍なく力をかける
　汚れがついているところだけ削ってしまうとそこだけ凹んでしまうことになります。

・ピースごとに区分けする
　汚れが広い範囲にわたっている時や、時間がない時など、作業を途中で切り上げる可能性がある場合には、フローリングのピースごとに作業する方が◎
　削った箇所と削っていない箇所の差がわかりにくくなります。

・木目に沿って削る
　木目に逆らうとサンドペーパーでつけた傷が目立ってしまいます。
　また、木目は長手方向に走っていますので、ピースごとでの作業がしやすくなります。

・サンドペーパーを使い分ける
　たくさん削りたい前半作業時は180番や240番といった荒目のものを、
　あらかた削って仕上げのタイミングでは400番や600番といった細かめのものを使ってください。
　（家具の場合は800番以上の細かいものを仕上げに使うとなめらかですよ！）

では施工前、施工中、施工後の写真をどうぞ！

あまり根が深くなかったので、割と綺麗になりましたが、
全部取り切ろうと削りすぎるのはNoGoodです！

実（サネ：ピースとピースの間）は削ると隙間が大きくなってしまうので
あえてペーパーを当てていません。

もし、お施主様の中に、「一緒にセルフメンテナンスしたい！」
というご希望がありましたらお声がけください！