こんにちは 工務部 大塚 洋一です。
すでにあまり口にも出したくないのですが…毎日、滅入るような暑さですね(汗)
あっという間の梅雨明け、6月中旬からは全国的に夏本番を先取りしたような暑さになりました。
気象庁が発表した「2025年6月の天候」によると、北・東・西日本では月平均気温平年差がそれぞれ+3.2℃、+2.3℃、+1.8℃となり、1946年の統計開始以降、6月として1位の高温に。
全国153の気象台等のうち122地点で、月平均気温が6月として歴代1位の高温となりました(6地点のタイ記録を含む)。
出典:気象庁ホームページ https://www.jma.go.jp/jma/index.html
※月平均気温平年差とは、特定の月の平均気温と、その地点の過去30年間の平均気温との差のことです。
私自身は寒い冬よりは暑い夏が好きな方ですが、
まだ7月の上旬でこの気温ですと、この先が思いやられます。現場環境もとても厳しい状況です。
熱中症対策として、空調服の着用やこまめな水分補給・休憩、塩タブレットや経口補水液の服用などが代表的です。
一定の効果はあるものの、どれも個人の裁量に依存するところが大きく、抜本的な解決とはなりません。
暑さ対策について尋ねると、
「そもそもワシらは影になるものがない!麦わら帽一択!」というごもっともな基礎屋さんや
「空調服は苦手、重ね着する方が調子悪い」というタフな大工、
「夏はいい思い出が作れるでしょ!?」という答えになっていない板金屋さんは置いておいて、
全ての業種に万遍なく根本的な対策って難しく感じます。
某ハウスメーカーは仮設エアコン設置の標準化に取り組まれているようです。
壁ボード、天井ボードが貼れるタイミングで1部屋を冷房室にするイメージですかね?
ボード貼りとなると木工事の中盤くらいで、全体工程としても半分以上は消化している状態でどこまで有効なのかなと初見では感じましたが、
1部屋を先行して仕上げる事で木工事の序盤から使用できるようにするのでしょうね。
弊社もせめてもの救いとして「スポットクーラー」を導入しています。
また、工程の組み方も見直しが必要ではないかと感じます。
天候不良を考慮するのと同時に猛暑日で作業ができない可能性のある日数も考慮して全体スケジュールを組む必要がありますね。
【個人の対策 + 冷却設備の導入 + スケジュール】これらを組み合わせて、長い夏を乗り切りたいと思います。
某メーカーの仮設エアコンの話、高断熱・高気密の弊社の家なら工事途中でも抜群の効果を発揮しそうだと感じています。