こんにちは。設計の鳴瀬加奈子です。
3月にお引き渡しをさせて頂いたKN様邸にて、「レイキモッキ(小屋)プロジェクト」が始動いたしました。
プロジェクトのきっかけは、KN様からのひとこと。
「庭の空きスペースに、タイヤなどを収納できる小屋がほしい」とご相談をいただいたことでした。
それなら、ただの物置ではなく、意匠や機能を兼ね備えた楽しい空間として提案しよう。
せっかくなら、住宅ではなかなか使えないような仕様や納まりにもチャレンジしよう。
そして、スタッフと職人さんが一緒に手を動かし、ものづくりの楽しさを発信していこう──
そんな思いから、このプロジェクトはスタートしました。
設計スタッフや監督たちがそれぞれアイデアを出し合い、社内コンペを実施。
土壁の案や草屋根の案など、ユニークで個性あふれる提案がたくさん集まり、社内でもとても盛り上がりました。
その中からありがたいことに、私が提案した「クロカベヒノキ」を使った案をKN様に選んでいただきました。
※画像引用元:nojimoku HP
この案では、鉄媒染によって黒く染められた桧材を使います。
KN様邸の落ち着いたグレーの外観と調和するのではと思い、ご提案いたしました。
これから実施図を作成し、着工へと進んでいきます。
「レイキモッキ」とは、フィンランドの言葉で、“子どもの小さなおうち” や “遊び小屋” を意味する言葉。
この小屋も、収納スペースとしてだけでなく、庭の風景に溶け込み
時には遊び場にもなるような存在になってくれたら嬉しいです。
レイキモッキプロジェクト、いよいよ始動です。