先日、大阪和泉市にある 堀田カーペットさんの工場を見学してきました。
1962年創業、ウールを使った「ウィルトン織カーペット」を作り続けている会社です。
穏やかで優しい女性スタッフさんに工場を案内していただきました。
最初に、カーペットづくりの基本を教えていただきました。
ウールは丈夫で長持ちする素材で、肌ざわりも良く、自然素材ならではの風合いが魅力だそうです。
そして、ウィルトン織機についての歴史的背景の説明もありました。ウィルトン織機はイギリス南部のウィルトンで発明されたもの。
およそ1733年頃に始まった技術。 堀田カーペットでは電動モーターは導入されているものの、構造自体は昔のものとほぼ同じ。
つまり、「伝統的な織機」の動きを保ちながら使っているんです。
工場の中では、昔ながらのウィルトン織機が稼働していて、その大きな音と迫力にびっくり!
構造は200年以上前とほとんど変わらず、職人さんの調整や手仕事が欠かせない。伝統の重みを感じました。
織り上がったカーペットは、一枚ずつ丁寧に検品され、形を整えて完成。
見えない部分にまで手間がかけられていることに驚かされました。
30メートルものカーペットを目視で検品しながら人の手で補修されているそう。胆力のいる作業です。
普段は「敷いてあるもの」としてしか見ていなかったカーペットですが、その裏側にはたくさんの工程と職人さんの技があることを知り、とても勉強になりました。デザインや色だけでなく、質感や使い心地まで考えられていることに感動。
見学ではカーペットの踏み心地も体験できるので、検討されている方、
インテリアが好きな方や、ものづくりに興味がある方にもおすすめな工場見学です。
当社施工のお住まいに堀田カーペットを採用させていただきました。
施工事例 | 四季の移ろいと共に暮らす家
フクダ・ロングライフデザイン事務所でも堀田カーペットさんのサンプルカタログをご覧いただくことができます。ご来店の際にぜひお声掛けくださいね。
10月12日(日)開催の完成見学会では堀田カーペットのカーペットを実際に体験いただける
イベントを開催いたします。ぜひご来場ください。
情報は以下をクリック
◾️堀田カーペット株式会社
繊維産業の街として栄えてきた大阪府の泉州地域に本社工場を持ち、 現在では国内に数社しか残っていないウィルトン織機にて高品質のウールカーペットを製造。
ホテルや店舗、住宅などの敷き込みカーペットの他、「woolflooring」「COURT」「WOOLTILE」などを展開。「カーペットを暮らしの文化の一部にする!」をビジョンにカーペットの暮らしを伝える活動をしている。
HOTTA CARPET
WEBサイト:https://hdc.co.jp
工場見学申し込み:https://hdc.co.jp/our-factory/