徳島県上板町。
日本有数の藍の産地として知られるこの土地に、独自のものづくりを続ける集団がいます。
その名は「BUAISOU(ブアイソウ)」。
藍の栽培から染料づくり、染色、デザイン、製品の制作までを自分たちの手で行う藍師・染師の集団です。
規模の大小を問わず、国内はもとより海外からもコラボレーションの依頼が耐えない有り様の核心に触れたくて、今回その活動の拠点を訪ねました。
今回、この機会をつくって頂いた誉建設(徳島市)鎌田社長には感謝しかありません(いつもありがとうございます!)。
■青しかつくらない、という選択。
「我々は青しか触らない」。訪問時の会話で印象に残った言葉です。
色彩表現の可能性が無限にある時代に、あえて一つの色を突き詰める。
それは選択肢を狭めることではなく、一つの世界をどこまでも深く探究することなのだと思います。

■色づくりは、土づくりから始まる。
藍の種をまき、育て、収穫し、葉を乾燥させ、発酵させて「蒅(すくも)」をつくる。
藍染の色は、染める瞬間だけで生まれるものではありません。
そのずっと前から、土や植物、微生物との関係の中で育まれています。 

■工房も庭も、ものづくりの一部。
今回の訪問では、工房を取り巻く環境にも関心を持ちました。
建築の価値は、建物単体で決まるものではありません。
庭や外構、周辺の自然、そこに集う人々の営み。それらが一体となって、場所の魅力を育てていくのだと思います。

■時間が、価値をつくる。
藍を育てる時間、発酵を待つ時間、染めを重ねる時間。
私たちが目指す資産価値の衰えない家づくり(=ロングライフ住宅)も、完成時の性能や美しさだけでは評価されません。
10年、20年、そして50年。
長く使えるものをつくる。いや、長く使いたいと思えるものをつくる。
この二つが重なったとき、本当の意味でのロングライフデザインが生まれるのだと思っています。
※BUAISOUさんのホームページはこちら→https://www.buaisou-i.com/













