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皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 
ロードバイク通勤である私は、この時期が大好きです。
というのもこの時期は、薄手のシャツとマフラーでちょうど良く、帰路は汗をかくこともなくロードバイクで走るのがとても気持ちがいい季節です。
まだまだ手袋が必要なく、寒くなるまでの短い期間ですが十分楽しみたいと思います。
 
 
今回もニュースレターでご紹介した、上空から見るとコの字型のプライバシーに配慮したお家の最適解を導くための方法論を計3回に分けてご紹介したいと思います。
 
 
 
土地探しからスタートされたご家族3人の2階建てのお住いです。
 
・敷地は大阪府泉北ニュータウンに位置し、南側に7M弱の道路、約60坪のほぼ整形に近い敷地は、北側隣地より高さ約2.0Mのコンクリート擁壁で土留め、道路からは30センチ程高低差のある第1種低層住居専用地域に指定された土地です。
 
 
ご要望は
・バリアフリー(ユニバーサルデザイン)
・1階で完結できる生活動線
・家の中心に小上がりスペース
 
上記要望をキーワードに、
敷地はほぼ整形で南側が道路の為プライバシーを考慮し、北棟にパブリックスペース・南棟に寝室、北棟・南棟をつなぐ中央に廊下及び水廻りと中庭を配し、プライバシーの高い空間は、北棟に吹抜けを持つコの字型プランとして計画をスタートしました。
 
 
計画の課題及び提案
1.バリアフリープランの為のゾーニング計画
2.既存擁壁がある場合の地盤改良計画
 
 
検討を重ね最適解に至った方法論ですが、
1.バリアフリー設計の土地利用計画を行う上で、駐車スペース・庭・玄関アプローチの配置計画の中でも、玄関までのスロープによるアプローチは重要で、相当の距離を有するため北棟に玄関を配置する必要があります。
室内の床レベルまで61センチ、計画敷地は30センチ程道路から敷地が高いため、高さ1M程をスロープでアプローチする必要があり、13M程度の長さが必要です。車椅子利用のため直線で一気に駆け上がるのは避け、中間に中庭を経由するように設えました。
玄関はほぼ室内と同レベルで、ポーチにおいてもレベル差は在りません。
問題は外壁面の防水です。
ポーチが室内と同じレベルであれば木造においては、外壁仕上げにポーチ高さが被ってしまい防水上不適切なため、木製デッキの床仕上とすることで防水上の問題は回避出来ます。
内部のゾーニングにおいては、玄関からパブリックスペースのリビング・ダイニング・キッチン・小上がりスペースから水廻り、南側には寝室を配置し、各所に車椅子の転回スペースを設けました。
また干場と中庭はウッドフェンスで目隠しを行いプライバシーを高め、サッシ下枠にはバリアフリー用のアタッチメントでスムーズな干場へのアクセスを可能にします。
干し場の突当りは道路からのポスト投入口の裏側で、室内側から玄関を経由することなく取り出すことが可能です。
以上のようなご提案からストレスフリーな生活動線で、ご家族が毎日を豊かに楽しく、空間を満喫した生活を過ごして頂けると幸いです。
 
 
 
次回は計画の課題2.についてお伝えさせて頂きます。
 
※パブリックスペース(家族の共有スペースやお客を通す場所、リビング・応接室・ダイニングなど)
※ゾーニング(計画上のプロセスの一つで、空間を機能や用途別にまとめて必要な空間の大きさを設定し、相互の関連を見た上で位置関係を決定する設計手法です。)