幅はぎ材と集成材

2021年4月13日更新

こんにちは、大塚です。
 
弊社では窓枠やカウンター、デスクなどの材料は木製で作ります。
サイズや形状にあわせて無垢材や幅はぎ材、集成材を使い分けています。
 
ちょっと聞き慣れない幅はぎ材について、無垢材や集成材との違いをご紹介します。
 
無垢材とは、使用する形状で丸太や一本の木から作られたもので天然木本来の風合いを持ったものです。一枚板の天板…憧れます。
                 
無垢材の一枚板は大きくなればなるほど丸太から切り出せる量が限られ大きな天板を作るのが非常に難しくなります。当然価格も高額になります。


そのため一般的な無垢材の 家具などは木をつなぎ、貼り合わせて1枚の板に加工しています。その方法は大まかに2種類。

 
ひとつは、集成材と呼ばれるもので木口面もフィンガージョイントというギザギザ加工でつないだ材を木端(こば)面で貼り合わせた材で一つ一つの材が細かくブロック状に並んでいるのが見えるのが特徴です。
 
もうひとつは、木の木端面のみを貼り合わせ大きな板状にしたもの。
これを「幅はぎ材」といいます。
 
幅はぎ材の方が集成材より材が大きく、接合部分が少ないので より自然な質感になります。見比べるとわかりやすいです。
 
下の写真は杉の集成材と幅はぎ材です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
集成材はクローゼット内部の枕棚等に使用します。
サイズが4200×500と非常に大きく、現場では扱いにくいのですが、さまざまなサイズに加工ができることと価格が抑えめという利点があります。


 
幅はぎ材は主に杉材を使います。
デスクやカウンターなどの造作家具に使用します。短辺方向にジョイントがないので、一枚板のような雰囲気を作り出せます。
 

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