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今回は生駒郡NG様邸(2021年竣工)の一見素朴に見えるもこだわりのある、
階段廻りについてご紹介したいと思います。

ダイニングとリビングの中間に位置する、ナラ集成材で製作した階段。
上がり口の左側の手すり壁は、ソファの背もたれ高さの兼ね合い、
また階段段板との取り合いから高さを決定し、笠木もナラ材で製作しています。

ブラケット照明の下にある正方形の開口部は、
「玄関からリビングへ視線の抜けを」とNG様の提案から計画し、
ナラの枠材に強化ガラスを嵌め込んだ作りです。
ガラス位置を調節し、玄関ホール側に奥行きを取ることで、飾り棚としても機能します。

階段の最上段にあるこちらの引き戸は、
2階で稼働するエアコンの冷気が1階へ降りるのを防ぐ意図で造作しています。

最後にもうひとつ、上がり口の天井部分。
頭上高さを確保するために通常は直角に折り上げて作るところ、
R加工を施しほんの遊びごころを取り入れています。

これはやや大工さんや左官職人さん泣かせの計画で、
特に漆喰工事中に左官職人さんに会うと冗談混じりの一言をいただきますが(笑)、
いつも綺麗に仕上げてくれています。照明の生む陰影が印象的ですね。


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