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前回につづき階段のあれこれを。
今回は箕面市SS様邸(2021年竣工)のひな壇階段をご紹介します。

LDKのパブリックスペース中央、ダイニングの一角に位置する廻り階段。
壁で仕切らずに、踊り場までを「ひな壇階段」とすることで空間に広がりが生まれます。
南に面した吹抜けとも隣接するため、自然光の注ぐ、
ちょっと腰掛けたくなるような階段ではないでしょうか。

階段を含む吹抜けの構造計画の上で必要な柱は敢えて「現し」として、
これを基準に段板の割り付けを考えています。

具体的には少し細かいお話ですが、踊り場の有効幅を設定した上で、
位置の定まっている柱が5段目の蹴込み板にぴったり付くように均等割りをします。
弊社の基準寸法よりも広い「踏み面」を確保し、よりゆったりした昇降の叶う寸法感になっています。

因みに「踏み面」の基準寸法は、
住宅建築の尺モジュール(910mm)を4分割した227.5mmとしています。

また階段位置について、炊事をしながらも家族の気配を感じられるよう、
「キッチンから見えるところに」との奥様のご要望を時折お窺いします。


【関連ブログ】
移動手段に留まらない階段 -1


箕面市SS様邸|竣工・お引渡し