風をつかまえる

2022年6月25日更新

こんにちは。工務の大塚です。
 
前回のブログで書いた梅雨入り予報は2日ほどずれてしまいましたが、
近畿地方はどうやら梅雨真っ只中のようです。
激しく降った日もありましたが、今のところ長雨にもならず、来週も雨予報から晴れに変わっています。
現場としてはうれしい限りです。
ただ、雨の降らない分何だか蒸し暑いですね、、、

 


心地よい風を感じることは気持ち良さの要因の一つですが、窓の選び方で大きく感じ方が変わることがあります。
割と一般化してきたと思われる「ウィンドキャッチ」という言葉。
建物の側面に沿って流れる風を取り入れ、効果的に換気を促す窓のことをそう呼びます。
「縦滑り出し窓」がウィンドキャッチには最適な窓と言われています。

 
ポイントは風を取り入れるだけではなく、逃がすことも考えること。
部屋に対して異なる2面に窓を設けることが理想ですが、間取りや用途、周辺環境によっては難しい場合もあります。
1面だけでも2ヵ所の開口を設け、その際に2方向の風をキャッチするために開き勝手を逆にして、
風が入りやすく出やすい窓にすることも肝心です。


※YKK apカタログより抜粋

 
通風量の比較シュミレーションでは同サイズの引き違い窓に比べ約3倍の通風量
言い換えれば約1/3の時間で空気の入れ替えが可能ということです。
 
これはあくまで私個人の主観ですが、
縦滑り出し窓は通風は良いし、外側のガラスの清掃も容易で、幅が狭い分、防犯性が高まるメリットがありますが、
室内への光の広がりが乏しい印象があります。
また、高さを揃えたり、上下階で位置を揃えたり、窓の取り付く位置を調整して外観を整えることは定石ですが、
他の窓と大きく形状が異なる為、外観のデザインが難しい気がします。
単体で用いず、複数並べて配置するとまとまりやすくなります。
そして、急な雨の際の室内への吹き降りが心配な点もあります。
窓上部に小庇を付けて防止すると安心ですね。
 
弊社でも採用率の高い「横滑り出し窓」でも十分ウィンドキャッチになります。

一見風を取り逃がしそうな開閉機構ですが、側面から吹く風の8割程度は取り込むことが可能です。
急な雨も窓自体が庇の役割を果たしてくれます。
 
こちらは変則的な引き違い窓で真ん中にはめ殺しのガラスを設けデザインされた窓があります。
1枚の窓で入口と出口が作れる為、建物側面に沿って吹く風には効果的ですね。

 
通風や日射取得、日射遮蔽の各機能と窓配置を整えた外観をバランスよく選んでいくことが
良い窓の選び方ではないでしょうか。

 


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