エネルギーと電気代について

2022年11月5日更新

こんにちは。設計の田中です。

いよいよ電気代も上がってくるという情報も出回ってきましたね。
今日は、前回説明した一次エネルギーと電気代の関係についてご説明させていただこうと思います。
前回のブログ→https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=32405

前回、”住宅の消費するエネルギーという物は「一次エネルギー」という値に変換できる”という説明をしました。
前回説明し忘れましたが、このときの単位は「J(ジュール)」となります。
※Jだと値が大きすぎる為、一般的には「MJ(メガジュール)」や「GJ(ギガジュール)」を用いる場合がほとんどです。
  1000000J=1MJ
  1000MJ=1GJ

この一次エネルギーが少なくなるほど住宅の消費するエネルギー
すなわち光熱費は少なくなっていくのですが、例えばこんな計算が可能です。

「建物のスペックや設備を変更することで、年間10GJの削減を想定した」
 この場合、10GJの光熱費は円に換算するといくらになるのでしょうか。

まず、10GJを電気料金の単位である「kWh」に変換します。
国の定めた省エネルギー基準によると、「9.76MJ=1kWh」となっています。
(これは、電気の送電ロスなども含めた値のようです。)
これを変換すると、1MJ=約0.10246kWhとなります。
10GJは10000MJとなるので、先程の基準によると約1024kWhとなることが分かります。
つまり、年間で10GJの一次エネルギーを削減したというのは、
年間で1024kWhの消費電力を削減したという事になるのです。

さらに関西電力の料金表を見ると、以下のようにあります。

現在の関西電力の従量電灯Aの料金表によると、
電力料金の単価は¥25.71/kwh(※総使用量によるので、参考までに)となっています。
2022年11月分の燃料調整単価は「¥2.24/kWh」
同じく現在の再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は
「¥3.45/kWh」これら全てを足すと、¥31.4/kWh となります。

10GJの削減分は1024kWhの削減でしたので、これを計算すると
31.4×1024=約¥32,153となります。
年間¥32,153の削減となると、中々大きいですね。

電気料金プランによって差は出るでしょうが、こうやって計算をしてあげると、
新築時に少し建物スペックや省エネ設備にお金を使ってあげても
どのくらいで回収できるかが少しわかりやすくなります。

これから電気代は上がる一方だと思いますので、ぜひこのように試算して投資してみてはいかがでしょうか。

 


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