地道な積み重ね

2025年8月5日更新

こんにちは 工務部 大塚 洋一です。

前回のブログで6月の最高気温更新!…と綴りましたが、まだまだ序の口でした(汗)
先週は兵庫県丹波市で41.2℃を観測し、国内の歴代最高気温を更新したとニュースで聞きました。
今年はさらにそれを更新する地域もありそうですね…
皆さまも体調管理にはくれぐれもお気を付けください。

先日の事、進行中の現場にて気密測定を実施しました。

気密測定とは、住宅の隙間の大きさを測定し、その住宅の気密性能を評価する検査のことです。
専用の測定機器を用い、住宅の隙間からどれくらいの空気が漏れるかを計測します。
測定結果はC値(相当隙間面積)で表され、数値が小さいほど気密性が高いとされます。

弊社では断熱気密施工の完了後に行い、基準値をC値=0.5㎠/㎡以下と定めています。

毎度のことですが、一発勝負の現場実測がゆえに、測定のスイッチが押される瞬間はいつも緊張します。
というのも、測定するまでには地道な気密処理を積み重ねています。
建て方時、外部耐力面材の施工時、サッシ取り付け時、設備配管仕込み、断熱工事のタイミングで隠蔽
されてしまう箇所を専用部材やシーリング等で順番に埋めていきます。

いわば職方(主に大工さんと設備屋さん)との協同作業という事です。
なかなか地味で根気のいる作業ですので、良い数値を出さないと何か報われない気がして…

結果はC値=0.28㎠/㎡を1回の測定で獲得し、高水準の結果に肩をなでおろしました。

測定時間はものの10分足らずで終了。
準備から片付けまで1時間も掛からないスピーディーな仕事でした。
いつもお願いしている測定士さん、姫路から遠路来て頂いたのですが、とんぼ返りとなってしまいました。

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