こんにちは 工務部 大塚 洋一です。
まだまだ残暑厳しい中で、急に台風なんか発生するものだから、工程の調整と現場の対策などなど、今週は忙しない一週間でした。
気が付けばもう9月…2025年もすでに2/3が経過したのかと思うと、驚きを隠せません(汗)
今年は例年より長く頂いた夏休み。
我が家のメンテナンスには絶好の機会と思い、やや大掛かりなDIYにチャレンジしましたので、その様子を振り返ってみます。
取り組んだのはこの2つ
・床に書かれた子供たちの落書きや小さなキズを消し、キヌカを塗装する
・冷房の効きすぎる寝室の空調計画の変更
まずは床のメンテナンスから。
一番過ごす時間が長いダイニングはその分汚れや傷も多く、それに続くキッチンと玄関ホールをやっていきます。
我々には馴染み深い電動サンダーを使い、落書きから小キズまで一気に消していきます!
日焼けや黒ズミなどの汚れも見違えるようになりました。
研磨すれば新築時に近い木肌があらわれるのは無垢床ならではですね。
ただし、電動サンダーを使う場合は注意点があります。
家具、家電、窓ガラス等ありとあらゆる箇所の養生をしっかりしないと木粉塵が漂い、後々の掃除がもう大変なことになります(汗)集塵機能はついていても掃除機のように完全ではありません。
作業時間を大幅に読み間違えてしまい、家族の帰宅までに仕上げるとならば、養生は「まぁ、大丈夫か!」と軽い気持ちで臨んだのが大きな間違いでした。
せっかくきれいに仕上がったのに、家族からは「他を汚してどうするん!?」と総ツッコミを入れられる始末…
日常のメンテナンスとしてはサンドペーパーで部分的に行うのが良いですね。
ちなみにキヌカの施工方法はコチラを参考に。今回も同様の手順で行いましたよ。
▪絹のような滑らかさ|https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=37205
次に空調計画の変更です。
我が家は屋根裏にダクト式のエアコンを設置していて、1台で各居室に冷暖気を分配する仕組みを採用しています。詳しくはコチラを。
▪備忘録的ダイアリー ~設備編~|https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=49518
就寝時には寒いかなと感じるほどに良く冷えてくれていましたので、吹き出し口を吹抜け側に移設するという計画です。
屋根裏の様子。写真右手にエアコン本体があり、一番奥に見えるのが寝室のダクトです。これを梁の手前側の吹抜け左手に移設していきます。
こちらが小屋裏エアコンの全貌。
手前から子供室へ2本、寝室、書斎と4本のダクトで冷暖気を分配します。
御幣飾りが見えます。懐かしい~。
施主と工事担当が同一人物なので、自分で作った御幣に自ら名入れするという完全セルフサービスという珍しい経験をさせて頂きました。
天井下地の間を慎重に歩を進め、チャンバーボックスを設置してダクトを移設します。
せっかくなので、ダクトの中がどのようになっているかも確認しました。
カビや埃だらけになっているのではと一抹の不安を感じながら覗き込みましたが、何と驚くほど綺麗な状態でした。
今後もフィルター清掃をしっかり行えば健全な状態をキープできそうです。
最後に室内から吹き出し口の開口を開け、ガラリを取付けて完成です!
吹き出し口は閉じられる機構となっていますので、余計な埃等が落ちてこないよう寝室のほうは閉じておきます。
寝室へ繋ぎ直すことも可能となり、環境の変化に柔軟に対応できるようになったかと。
そして、空調の効果の方ですが、寝室は隣接する書斎からの冷気でやさしく冷やすことができ、以前のように寒すぎるという事はなくなりました。
ダイニングへもダイレクトに冷気を届けることができ、1階への空調の効き具合も短縮化されそうです。
この改修には家族も納得の様子。床メンテの汚名返上となったかな。