叡山電鉄の旅

2025年9月8日更新

こんにちは。
設計の田中 桂です。

夏季休暇が終わって、早いものでそろそろ1ヶ月が経とうとしていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

ここ数日のブログでは夏休みの話題が多いようですが、私も例に漏れず休暇中のエピソードをひとつ。

現在4歳になる息子は、0歳の頃からずっと「車・電車・飛行機・船」と乗り物が大好き。
私自身は車やバイクには人並みに興味があるものの、鉄道にはほとんど縁がなく、新幹線の種類も意識したことがないくらいでした。

それでも一緒に本を読んだりプラレールを遊んだり、鉄道博物館へ行ったりするうちに、自然と知識が増えてきます。
不思議なもので、知識が増えるとだんだん興味も湧いてくるものですね。
最近では出張で北陸新幹線や東北新幹線を利用した際、つい待ち構えて写真を撮ってしまうほどに。

そんな息子から「ケーブルカーやロープウェイに乗ってみたい」とリクエストが。
調べてみると、京都・比叡山には両方あることを発見。
大阪からも近いので、思い立って行ってきました。

出町柳駅から比叡山や鞍馬方面へと伸びる叡山電鉄
ここから山麓へ向かい、ケーブルカー、そしてロープウェイへと乗り継ぎます。

出町柳から乗ったのは、この特徴的なデザインの電車「ひえい」。

一時間に一本ほどがこの車両になっており、一両編成。

住宅街のすぐそばをゆっくりと走り抜けていく姿に、どこか懐かしい雰囲気を感じました。

15分ほどで終点「八瀬比叡山口駅」に到着。

駅を出ると目の前に迫る山の景色に、思わず息をのみました。

       

 

そこからはケーブルカーに乗り換えます。

緑に囲まれた駅舎から、急勾配の線路が山中へと伸びていく光景は圧巻。

幸運にも最前列に座れた息子は大興奮。私もつい夢中になってしまいました。

       

 

さらに10分ほどでケーブルカーを降り、次はロープウェイへ。

わずか数分の空中散歩でしたが、こちらは高さに圧倒されたのか、息子はやや静かに。

       

 

山頂からは琵琶湖を望む絶景が広がり、下界の猛暑を忘れるほどの涼しさでした。

標高は約840m。どうやら街中より5℃ほど低いとのことで、まさに避暑地といった心地よさ。

正直、電車に乗ること自体を目的に出かけるなんて、自分には縁遠いことだと思っていました。
けれど実際に体験してみると、想像以上に新鮮で楽しく、「鉄道趣味」という扉が少し開いた気がします。

いつか本当に「趣味:鉄道」と書く日が来るかもしれませんね。

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