朝晩の冷え込みが少しずつ強まってくると、「そろそろ冬の準備をしなきゃ」と感じる方も多いのではないでしょうか。
給湯器や外の水道の凍結対策は有名ですが、実はそれ以外にも“冬をより快適に過ごすためのひと工夫”があります。
今日は真冬に向けた住まいのチェックポイントをいくつかご紹介します。
1. 換気システムのフィルターをきれいに
冬場は窓を開ける機会が減るため、24時間換気システムが大活躍します。
でも、フィルターがホコリで詰まっていると、せっかくの高気密・高断熱住宅も性能を十分に発揮できません。
月に一度くらい、フィルターを外して軽く洗うだけでも空気の流れがスムーズになります。
2. 暖房機器と電気まわりの確認
寒くなってくると、エアコンや電気ヒーター、床暖房などをフル稼働させるご家庭が増えます。
この時期に一度、ブレーカー容量やコンセントの使い方を見直しておくのがおすすめです。
また、エアコンのフィルター清掃もお忘れなく。
フィルターがきれいだと温まり方が早くなり、電気代の節約にもつながります。
室外機のまわりも落ち葉などを取り除いて、空気の流れを確保しておきましょう。
そして、寒波の朝などに「エアコンの効きが悪いな」と感じることはありませんか?
外気温が0℃近くまで下がると、霜取り運転(デフロスト)が頻繁に入り、一時的に温風が止まることがあります。
そんなときは、
– 設定温度を1〜2℃上げて様子を見る
– サーキュレーターで室内の空気を循環させる
– 一時的に補助暖房(床暖房や小型ヒーター)を併用する
などの工夫で、快適さをキープできます。
室外機の吸気口や背面が雪・氷・落ち葉で塞がれていないかも、併せて確認しておくと安心です。
3. 室内の乾燥対策
高気密高断熱住宅は暖かく保てる反面、空気が乾燥しやすいという特徴もあります。
湿度が40〜60%になるように、加湿器や観葉植物、洗濯物の室内干しをうまく取り入れるのがポイントです。
乾燥を防ぐことで、体感温度が上がり、風邪やウイルス対策にもなります。
4. もしもの備えも少しだけ
大阪でも、年に数回は強い寒波がやってきます。
万が一の停電や断水に備えて、飲料水・カセットボンベ・毛布などを用意しておくと安心です。
特にオール電化住宅では、「停電時にどう暖を取るか」を家族で話し合っておくのもおすすめです。
ほんの少しの備えが、いざというときの安心につながります。
おわりに
冬の備えというと「凍結対策」ばかりが注目されがちですが、
実はこうした小さなメンテナンスや心がけが、毎日の快適さを支えています。
フクダ・ロングライフデザインでは、お引き渡し後もお施主様の暮らしを見守り、季節ごとのご相談にも対応しています。
「ちょっと見てもらいたい」「こんなときどうすれば?」など、お気軽にお問い合わせください。
暖かく、心地よい冬をお過ごしくださいね。












