”赤実のなるおめでたい木”

お庭づくりBOUGHバウの下村恭弘です。  

12 月になるとピラカンサス、ナンテン、クロガネモチなど赤い実のついた木をよく見かけます。

その赤い実がなる植物の中でも『両』の名前が付くお正月に縁起の良い植物として重宝される万両・千両があります。
この字からしてありがたい雰囲気漂う『両』シリーズの植物、万両・千両の他に一両・十両・百両と呼ばれる植物があるのですが、マンリョウ・センリョウは知ってましたがヒャクリョウやイチリョウはさすがに知らなかったです。

ちなみにジュウリョウは“ヤブコウジ” のこと( これは知ってた) で、このように千両以外は別に正式な名前があるのですが、縁起物の植物 として何時ごろからか“～両” と呼ばれるようになったそうです。

マンリョウ・センリョウ・ジュウチョウ( ヤブコウジ)。

どれも常緑で赤い実がなり縁起の良い 植物なので名前は知っていても区別が付かない方も多いのではないでしょうか。

葉っぱの形や樹 形もちがうのですがもっと簡単な見分け方を紹介します。

まずジュウリョウ( ヤブコウジ) は樹高( 草丈) が他の2 つよりも明らかに低いです。
よく伸びて 30m くらいなので小さいものはヤブコウジ!!わかりやすいです。

マンリョウとセンリョウは樹高 50cm~100cm くらいでこの2 つのわかりやすい違いは実のつき方です。
上向に実が付くのがセンリョウ下向きに実が付くのがマンリョウです。実の付き方で見分けることができます。

マンリョウやセンリョウ・ヤブコウジほど知られていない残りの2 種も庭木として植えられたりしてるので
軒先などで似たような赤い実を見つけたら是非どれか当ててみてくださいね^^

また、この和風の定番のようなセンリョウ・マンリョウ、ヤブコウジですが赤い実と緑の葉がクリ スマスのディスプレイとしても使えます。

特に斑入りのヤブコウジはクリスマスにオススメです。