
1997年、ボスニア紛争が終結した2年後、U2が首都サラエボで5万人近い観客を集めて開催された「伝説のライブ」があったことは、遠い日本のいちファンにまで伝わってきました。
しかし当時、インターネットやSNSは普及しておらず、映画「KISS THE FUTURE(2023)」によって映像化されるまで、実態を知る術がありませんでした。
先日、大阪は十三が誇る(!?)アングラ劇場、第七劇場/シアターセブンにて、世界公開から2年を経てやうやく鑑賞することが叶いましたので、その感動をレポートさせてください(笑)。

実は、この映画はよくある音楽映画ではなく、U2が主役でもありません。
ボスニア紛争下のサラエボにおいて、平和への強い願いを抱く市民の過酷な日常を当時の貴重な映像と、生存者のインタビューを主体に構成されています。
そして、それに心を寄せた世界的ロックバンドU2による伝説的なライブが実現するまでの道のりを記録したドキュメンタリー映画です。
そして、それに心を寄せた世界的ロックバンドU2による伝説的なライブが実現するまでの道のりを記録したドキュメンタリー映画です。
ここからは、映画評論家の様に上手く書けないので、AIに映画のポイントを4つに要約してもらいました(汗)。
しかしながら、よくまとまっているので、そのまま転写させてください(写真下の斜体文字のコメントです)。
しかしながら、よくまとまっているので、そのまま転写させてください(写真下の斜体文字のコメントです)。

■音楽の力と抵抗
紛争によって首都サラエボが包囲されるという極限の環境下で、市民が正気を保つため、そしてささやかで大きな意味を持つ抵抗として、地下のクラブなどで音楽や芸術を楽しみ続けた姿勢。

■平和への希望
紛争終結後にようやく実現したU2のライブは、観客にとってU2への熱狂だけでなく、「音楽を思う存分楽しめる平和な時間」そのものへの熱狂として映し出されました。

■未来への呼びかけ
ボーカルのボノによる「キス・ザ・フューチャー!(未来にキスを!)」という叫びは、戦争で傷ついた人たちに対し、敵味方なくともに明るい未来へ向かおうという力強い呼びかけであり、分断を乗り越え、修復してきた歴史に触れることで、未来を信じる力を得ることを示しています。

■行動の重要性
この「奇跡の一夜」は、一人の男性(ビル・カーター)が強い思いを抱き、大胆に行動に移したからこそ実現したものであり、信念を持って突き進むことの大切さも示唆されています。
皮肉なことに、この映画の撮影準備中にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、公開後にはガザでの紛争が激化しました。
映画の舞台となったサラエボの物語は、遠い過去の出来事ではなく、今この瞬間も続く現実と地続きです。
世界的に分断が深まっている今だからこそ、芸術=音楽=U2のライブ通じて、かつての分断を乗り越え、修復してきた歴史を知ることができ、感無量です(泣)。

〜KISS THE FUTURE〜
今だからこそ、未来を信じるこのメッセージが強く刺さります。
今だからこそ、未来を信じるこのメッセージが強く刺さります。
※公式HPはこちら→KISS THE FUTURE











