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皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
 
向こう一週間は、低気圧や前線の影響で雲が広がりやすく、雨の降る日が多くなりそうです。
最高気温は15度を超える日もあり、日中は温かいですが昼夜の寒暖の差が大きく、夜は暖かい服装が必要になりそうです。
 
 
 
さて今回はニュースレターでご紹介した、吹き抜けが広がる2階リビングの家、第2回目として最適解を導くための方法論についてご紹介したいと思います。
 
 
土地探しからスタートされたご家族3人+ペットの2階建てのお住いです。
 
 
・南側に歩道付きの7M道路で周辺には住宅が建て込み、敷地は南北に長く、第1種住居地域に指定された間口8M約33坪の土地です。
 
 
ご要望は   
・中庭が理想
・中庭の樹木が見え一日の疲れが癒せる浴室が希望
・リビングとダイニングは適度な距離感がほしい
 
 
上記要望をキーワードに、
居住スペースは建物をL型配置として、駐車スペース上部を屋根化させすることで囲み感を作り出し、リビングとダイニングキッチンの双方が、中庭に繋がりながらも性格の違う空間となるようリビングは落ち着きを、ダイニングキッチンは広々開放的な吹抜けのある家として計画をスタートさせました。
 
 
計画の課題及び提案
1.中庭を活かす為のゾーニング計画
2.ひとつながりのリビング・ダイニングキッチンで落ち着きのあるリビング空間にするためには
3.プライバシーを考慮した終日日射取得と日射遮蔽の提案
 
 
検討を重ね最適解に至った方法論ですが、
2.リビングとダイニングは適度な距離感がほしいとのご要望から、ゾーニングを行う上で中庭に面してリビングとダイニングキッチン・階段スペースをいかに上手く配置できるかを検討しました。
要望に即して考えるならば、リビングは道路の喧騒からもっとも離れた北側となりますが、屋根傾斜を活かしたロフトの子供部屋が北側にあるため、吹抜けを介して子供部屋とつながるダイニングキッチンは北側へ、リビングはあえて道路側の南側に、階段は双方の空間を二分する中央に配置しました。
落ち着きのあるリビング空間にする為の最適解としては、道路との緩衝帯の役割を持たせるため、建物からアルコーブさせたバルコニーをつくり且つ中庭まで連続させることで外に閉じながら内(中庭)に開くことでプライバシーが高まります。
 
【ダイニング・キッチン】
 
 
 
【キッチンからダイニング】
 
 
更に天井高さを中庭に面した掃き出しサッシの高さCH-2200に合わせ、プライバシーの高い中庭へは視線の抜けと、樹木を身近に感じて頂けます。また天井は板貼とし、天井面に照明器具を設けず間接照明(コーニス照明)とすることで、ダイニングと繋がりを作りながらも性格の異なる空間はメリハリが生まれ、リビングをよりいっそうリラックス空間へといざないます。
 
【リビング】
 
※ゾーニング(計画上のプロセスの一つで、空間を機能や用途別にまとめて必要な空間の大きさを設定し、相互の関連を見た上で位置関係を決定する設計手法です。)
※アルコーブ(壁面の一部をくぼませてつくった空間のこと)
※コーニス照明(壁と平行に下向きに光源を取り付け、壁を照射する間接照明です。壁面を明るくすることで空間に広がりを感じさせる効果があります。)
 
 
次回は計画の課題3.についてお伝えさせて頂きます。
 
 
◼お住まい拝見見学会(イベントレポート)
◼スタイルブック(吹き抜けが広がる2階リビングの家)