ZEHについて

2022年11月21日更新

こんにちは。設計の田中です。

前回前々回と一次エネルギーと光熱費ついて説明をさせていただきました。
今回は、「ZEH」という制度について改めて簡単にご説明させていただきたいと思います。

「ZEH」とは、net Zero Energy Houseの略で、「エネルギー収支がゼロ以下の家」という意味です。
ここでいう「エネルギー」とは、「一次エネルギー」のこと。
つまり、前々回にご説明した一次エネルギーがゼロ以下になるという事がZEHとなる条件となります。

ただし注意が必要なのは、「net」という言葉が入っていること。
実はこのZEHという制度には、家庭で使うエネルギーの内「家電や調理(コンロ)」は計算に含めなくても良いという風に定められています。
前々回ので言うところの「その他の設備」の項目ですね。

これは家電や調理は建物の性能と外れた所にあるという考え方らしいのですが、個人的には含めても良いと思っています。
net(正味)という言葉が示すのは、こういう所になります。


一次エネルギーを下げるには

・建物の性能を上げる
・エネルギー効率の良い設備を採用する
・建物面積を小さくする
・太陽のエネルギーをうまく取込み、また排除する

などがありますが、どれだけやってもエネルギーを使うことは避けられませんので0にはできません。


そこで創エネ、つまりエネルギーを創るという事が必要になります。
ご存知の通り太陽光発電を搭載するというのが主な方法ですね。
太陽熱温水や風力・水力なども考えられますが、圧倒的に太陽光発電で電気を創る方が削減率が大きいので、基本的には太陽光発電を使うことになります。
太陽光発電は乗せれば乗せるだけ発電量が上がりますので、その分エネルギーの削減が可能です。

つまり、ZEHとなる建物を建てるには
①:様々な方法で一次エネルギーを下げる
②:残りのエネルギー分を太陽光発電等を用いて創る
という2つの手段が必要となります。

建物性能や設備をこだわり抜いて一次エネルギー消費量を極端に下げて、少しの太陽光発電を載せてZEHとする方法もありますし、
逆に建物性能や設備は最低限として太陽光発電を大量に搭載するという方法もあります。
ZEHという制度をクリアする方法は、色々なやり方があります。

ただ私としては建物の性能やプランによって少しでも削減し、少量の太陽光発電でZEHを達成できる建物を目指していきたいと考えています。
前述の通りZEHには「家電や調理(コンロ)」のエネルギーは含まれておりませんので、建物のベースのエネルギーを極力削減しておけば、家電等のエネルギーも太陽光でまかなえるようになります。
真のZEH、「Real ZEH」は家電や調理等も含めてゼロ以下を達成する事だと考えておりますので、ここを目指して、あるいはベースとした家づくりが普及することが個人・社会・環境によい影響を与えると信じてこれからも研鑽を積んでいきたいと思います。

 

 


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