こんにちは 工務部 大塚です。
新緑の季節。
我が家の庭でもあちこちで新芽が芽吹き、花を咲かせ、賑わいを見せています。
今回は3年目を迎え、ようやく形になってきた我が家の庭の紹介です。
まだまだ進行形ではありますが、形になるまでの苦労や予想をはるかに超えること、また良い意味で必要なかったことなど、いろいろあったなぁと振り返っています。
当然庭づくりはBOUGHさんにお願いしました。
マンション暮らしの頃から育てていた鉢植えたちと新たに迎える草木を組み合わせ、自分たちで少しずつ手を加えながら風景を作り共に育つ、人工的なものは極力使用しない素朴な庭を目指してスタートしました。
我が家の庭の構成は、玄関アプローチ、駐車スペースを含む前庭空間とLDKから望む中庭空間の2つの空間で構成しています。
元々道路から80センチほど地盤があがっている為、前庭空間は、2台の駐車スペース分の土をすき取り、既存の石積みを再構築して、建物際に植栽帯を作りました。
自然石の土留めは階段状に積み、建物の裏手にアクセスできるよう動線を確保。
ガレージは植生ブロックに川砂利を敷き詰めコンクリートに頼らない納まりとしました。過去ブログでも紹介しています。
▪土に蓋をしない|https://www.fukuda-lld.jp/blog/?p=38181
玄関アプローチの浮遊感のある階段は何と側溝です。これを90°傾けて階段としました。これが地味にお気に入りです。
玄関前には鉢植えのミモザを地植えして頂きました。
ミモザの成長はとてつもなく早く、たくましいものでした…作庭当初は自分の背丈くらいだったのが、わずか2年足らずで倍以上に大きく成長し我が家のシンボルツリーとなり、春には近所の友人宅への切り花のお裾分けが定番となりそうです。
そして今後の剪定作業は覚悟しておきます!
ガレージ奥の木塀で隔てた先の中庭空間には実のなる木を中心に草木を選定しています。
ジューンベリー、ブルーベリー、ワイルドストロベリー、キイチゴ、みかんなど、だいぶ“ベリー“に偏っている感も否めませんが、それぞれの季節で収穫が楽しめるといいなと思っていたところに思わぬ刺客が…
地域に生息するヒヨドリが収穫前の実をまるごと食べ尽くしてしまうのです!
はじめは鳥が訪れる庭って素敵だなぁと、巣箱でも作ろうかなんて話していましたが、
住まいを提供するなんてもってのほか!少しは遠慮というものを知ってほしいものです(汗)
庭とのつながりをより意識させるためウッドデッキを地面に近づけてみました。
正確に言うと、盛り土をして地面をデッキに近づけたが正しいのですが、駐車スペースのすき取りで発生した土をデッキ前に盛り、起伏のある地盤面を形成しました。
グランドカバーは芝生で覆い裸足で過ごせる庭を目指しています。
目指していますというのは、今現在も芝生の管理にやきもきしているからです。
芝は奥が深いです。
コストダウンの理由から芝張りは自分でやりますと宣言したものの、
取り掛かったのは7月の半ば、
猛暑の上、芝張り前の床土を形成するために地面を耕すも元の土が粘土質で小石もたくさん混ざっていたので、なかなかの重労働でした。
何とか芝張りは終えたものの、今度は水やりが少なすぎたようで、みるみる枯れていく始末…
朝夕の水やりを繰り返し、どうにか復活をとげましたが、いまいち生育が芳しくない…
芝生関連の動画を片っ端から熟視!
結果、土づくりが全てというひとつの答えに辿り着き、毎年少しずつですが、土壌改良に力を注いでいる、そんな状況です。
近所の友人宅も芝庭を作っていて、(我が家より本格的です!)情報交換したりと新たな趣味が見つかりました。近所との交流ができると、入居当時は目隠しに主軸をおいて設置していた木塀もそこまで高くなくても良いなと思えてきて、半年ほど前に30センチ程低くしてもらいました。
中庭から直接外へ出ることができるよう、ドアも既存材料を利用して制作し庭先から友人を招くこともできるようになりました。
防犯性とのバランスは大事ですが、生活の様子がわずかに垣間見れると地域との関係性もより深まるのではないかと、嬉しい誤算でした。
庭づくりも家づくりも出来上がってしまえば終わりではなく、手入れをしながら長く付きあうもの。特に植物との時間は季節を感じとることができ、私たちにとっては大切な時間であると言えます。子供たちももう少し成長したら興味を持ってくれると嬉しいな。
余談ですが、我が家には全く実を付けてくれないレモンがございまして、一度地植えしたものの、特に変化もないので、場所を他の植物に譲り、また鉢に戻すという、もうどうしてよいか分からない困った子がおります…(汗)