兵庫県芦屋市の静かな住宅街に建つ、SE 構法・3階建ての住宅。以前は、近くのマンションに暮らしていた施主のKさん。子供たちの成長とともに手狭になってきたこと、また「大好きなピアノを気兼ねなく弾きたい」という思いなどから、土地を購入しての新築を決意されました。
家づくりのパートナーを検討するにあたって、必須条件だったのがSE構法で建てること。阪神淡路大震災を経験された教訓から「地震で絶対に壊れない家にしたい」というのが、一級建築士の資格をもつ奥様の強いご希望でした。
もうひとつのこだわりは“ カフェのような家”。大好きなカフェのリラックスした空気感を自宅にも再現したいと、担当スタッフとショップを巡り、素材やディテールのイメージを共有しながら家づくりを進めました。デッキバルコニーとひと続きになった広いLDK に家族や友人が自然に集いくつろぐ、温もりあふれるお住まいです。
雰囲気あるエントランスに、木々の緑が心地いいアクセント。
閑静な住宅街に、しっくりとなじんで。
ゆるりとした空気感。 すてきな雑貨やディスプレイ。
ここは家?カフェ??
好きなものに囲まれて、穏やかに流れる時間。
ご家族が心からくつろげる暮らしがそこにありました。
以前はマンション暮らしだったKさんご家族。
「子ども部屋が2室欲しくても手狭で難しかったですね」と、ご主人。
「ピアノを弾くのも、気兼ねしながらだったり…」と、奥さま。
漠然とした一戸建てへの思いが現実的になったきっかけは、「SE構法」の新聞広告でした。
「地震に強い、構造計算がされている木造!こういうのがあるの?!とすぐに取り扱っている工務店を探しました」
一級建築士である奥さま。
「自分で設計したいという希望を快く受け入れてくれたのがフクダ・ロングライフデザインでした」
運よく、いいタイミングで土地も見つかり、とんとん拍子に話が進んでいきました。
「夫は海外出張が続いていた時期で…土地の契約なども福田さんにいろいろと相談にのってもらってクリアしました」
家づくりにあたって、当初から、めざしたのは「カフェのような家」。
Kさんの好みのテイストを家づくりメンバーが共有するためのキーワードとなりました。
手はじめは、フクダ・ロングライフデザインのスタッフと具体的なイメージを共有するための「カフェめぐり」から。
その際、「こんな床にしたい」とリクエストされたのが杉の足場板。
「新築でも、前から建っていたような古さ、ほっとするな〜という感じを出したかったんです。傷がついたら、それが味になるような」
Kさんが描かれた図面。
さらに、「ここから見たら、こんな感じ…と伝えたくて」 スケッチを何枚も。
現場も、Kさんのアイデアを楽しみながら新しいトライをし、 一緒につくりあげたおうちです。
SE構法の頑丈さと、ほっとする風合い。
いちばん大切に考えていたことが欠けることなくカタチになりました。
Kさんが小学生のころから大切にされているピアノ。
まるで、この家のために?と思えるほど しっくりなじんでいます。
オーディオラックも、枕木を活用したアイデアであたたかみのある雰囲気に。
カフェらしさにひと役かっているのが、ちょっとした布使い。
部屋の表情が、やわらぎます。
奥さまのプランによる家づくりについて「専門家に、まかせました(笑) ぜいたくな空間ですよね。肩がこらない暮らし心地です」と、ご主人もにっこり。
「このカフェの常連さんになりたい」
訪れるひとに、そう思わせるような 魅力あふれるK邸でした。
映画に出てくるような螺旋階段のある家に憧れていたKさん。家の中にお気に入りのワンポイントがあることで、日常に彩りが生まれるそうです。