空景と窓からの広がりを楽しむ二世帯住宅2023年

大阪府大阪市 / 御夫婦+御母様+ワンちゃん

  • 0.53 BEI
  • 0.44 UA値
  • 0.5 C値
  • 1.5 ηAH
  • 0.9 ηAC

空景と窓からの広がりを楽しむ二世帯住宅

  • #30坪台

3階建て住宅が密集するエリアで、二世帯住宅への建て替えを行うにあたり、プライバシーを確保しつつ、空の景色や窓からの広がりを感じられる場所を探す必要性を感じました。

周囲には高層マンションや3階建ての住宅が立ち並ぶ中、日照シミュレーションを用いて検証した結果、東側の道路面には一定の明るさが確保され、西側には建物の空白を見つけることができます。

これにより、下階まで暖かさと明るさを届けることを目指し、プライバシーを守りながら建物の形態と空間配置を決定しました。

内部のゾーニングにおいては、明るさが期待できない南側に階段や水廻りを配置しました。
3層を貫通する竪穴の階段は、道路側に近い位置に設け、駐車スペースと親世帯の住居エリアを西側に配置しました。また、隣棟間には板塀を設け、大きな窓からの抜け感と広がりを提案しました。

2階にはワンルームのLDKを配置し、それぞれの空間に変化を持たせました。
中央のダイニングには吹抜けからの自然光を取り入れ、空間の広がりと空の景色を切り取るようにデザインし、ペンダント照明を用いて視覚的に空間を引き締めました。
リビングは天井高を抑え、大きな窓から繋がるインナーバルコニーを設け、間接照明で落ち着いた空間を演出し、キッチンでは高さと抜け感を感じることができ、最も広がりを感じる気持ちよさを提供します。

ファサードにおいては、3階の外壁ラインを後退させることで、通りからの圧迫感を抑え外壁袖壁でバルコニーをインナー化し、手すり壁は無垢の板張りで建物の佇まいを整えました。

千知岩賢二

建築概要

設計担当
千知岩賢二
建築概要
SE構法3階建て
建築面積
59.62m2(18.04坪)
延床面積
118.63m2(35.89坪)
施工面積
140.98m2(42.65坪)
敷地面積
79.60m2(24.08坪)
建ぺい率
75.25%
容積率
162.52%
温熱地域区分
6地域地域
年間日射量地域区分
A4区分区分
用途地域
近隣商業地域
防火地域
準防火地域
耐火構造
準耐火建築物

住まいの省エネ性能

省エネ性能測定値

BEI
0.53
年間冷暖房負荷
175 MJ/(㎡・年)
UA値(外皮平均熱貫流率)
0.44 W/㎡・K
Q値(熱損失係数)
1.57 W/㎡・K
C値(相当隙間面積)
0.5 c㎡/㎡
ηAH値(冬の日射熱取得量)
1.5
ηAC値(夏の日射熱取得量)
0.9

弊社基準値:UA値0.46W/㎡・K以下、Q値1.6W/㎡・K以下、C値0.5c㎡/㎡以下

年間光熱費比較

  • 一般の家省エネ基準
  • この住宅
  • 35.08万円
  • 10.56万円 70%節約
  • 0
  • 5
  • 10
  • 15
  • 20
  • 25
  • 30
  • 35
  • ※基本料金なし、電気:¥28/kwh、ガス:¥150/m2 、売電単価¥16/kWh(2023年度)
  • ※一般の家の省エネ基準は「H28年度省エネ基準」の性能値です

共通仕様

  製品 熱貫流率 熱損失
断熱 屋根 外側 硬質ウレタンフォーム2種2号 36mm 熱貫流率 0.22W/㎡K 熱損失 10.93W/K
内側 吹付け硬質ウレタンフォームA種3 120mm
内側 高性能グラスウール16K 120mm 熱貫流率 0.36W/㎡K 熱損失 76.73W/K
外気に接する床 内側 吹付け硬質ウレタンフォームA種3 140mm 熱貫流率 0.3W/㎡K 熱損失 3.82W/K
バルコニー直下の床 内側 吹付け硬質ウレタンフォームA種3 180mm 熱貫流率 0.25W/㎡K 熱損失 -1.37W/K
基礎 内側 硬質ウレタンフォーム2種2号 36mm   熱損失 14.78W/K
開口部 樹脂複合防火サッシ|Low-Eペアガラス 熱貫流率 1.51〜1.73W/㎡K 熱損失 42.15W/K
玄関扉 鋼製断熱防火扉 熱貫流率 1.9W/㎡K
熱損失合計 151.03W/K ÷
外皮表面積合計 347 =
UA値 0.44W/㎡K
  製品 備考
空調 ルームエアコンディショナー 各居室エアコン
換気 第一種換気システム(熱交換方式・ダクトレス型) 比消費電力 0.15W/(m3/h)
給湯 ガス潜熱回収型給湯器 モード熱効率 92.5%
照明 すべての機器においてLEDを使用  
創エネ 太陽光 6.18kW

一次エネルギー消費量

  この家の設計一次エネルギー 基準一次エネルギー 削減率
暖房設備 17337MJ 37271MJ 53.48%削減
冷房設備 5990MJ 12853MJ 53.4%削減
換気設備 2603MJ 4644MJ 43.95%削減
給湯設備 19300MJ 25091MJ 23.08%削減
照明設備 6732MJ 18584MJ 63.78%削減
調理その他家電設備 21241MJ 21241MJ 0%削減
発電設備の発電量のうち自家消費分 -19882MJ - -
コージェネレーション設備の売電量に係る控除量 - - -
売電 -47947MJ - -
5374MJ 119684MJ 95.5%削減

※基準一次エネルギーとは、住宅の省エネルギー基準における、地域や床面積などを考慮して定められた一次エネルギー消費量の基準値のことです。

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