3つの庭と繋がるビルトインガレージのある家

兵庫県神戸市 / 夫婦+子供2人

  • 0.59 BEI
  • 0.43 UA値
  • 0.4 C値
  • 1.6 ηAH
  • 1.0 ηAC

3つの庭と繋がるビルトインガレージのある家

本計画地は、西・東両面道路に接する敷地であり、第1種低層住居専用地域に位置しながらも外壁後退制限がなく、準防火地域に指定されています。周辺住宅は敷地境界から外壁後退制限がなく建築されており、南面からの採光が困難な環境にあります。

敷地は東西の道路間に高低差が存在し、アプローチおよび駐車スペースの設計には十分な検討が必要でした。
クライアントとの協議のもと、アプローチは東側道路から、玄関も同方向に配置。

ゾーニングですが、1階のパブリックスペース(LDK)はそれぞれ庭との一体性を重視し、大開口を設けることで、外部との中間領域を創出。有機的な板塀と植栽を用い、内外の連続性と豊かな窓際空間を目指しました。リビングは床を一段下げることで落ち着きある空間とし、南面吹抜けを介して十分な採光を確保。

2階は、プライベートスペースとして、寝室、ウォークインクローゼット、水廻り、洗濯物干場を一体的に計画し、効率的な動線を実現。吹抜けに面する書斎はソファを設え、山並みを望む特等席としました。

外観デザインにおいて、西側ファサードは、川越の街並みに呼応するよう、建物の凹凸と高さを抑えたシンプルな構成とし、2階まで成長した樹木や縦板張りが周辺環境と調和します。
対照的に東側ファサードは、異勾配屋根と建物全幅に渡る建築庇、2階には外部ルーバー機能を持つ建物間口全体で作る造作装飾部材により、視覚的な厚みと奥行きを演出し、印象的な外観を形成しています。

千知岩賢二

建築概要

設計担当
千知岩賢二
建築概要
SE構法2階建て
建築面積
129.54m2(39.19坪)
延床面積
211.19m2(63.88坪)
施工面積
219.56m2(66.42坪)
敷地面積
221.77m2(67.09坪)
建ぺい率
58.42%
容積率
80.5%
耐震等級
等級3(最高等級)
耐風等級
等級2(最高等級)
断熱等級
等級6
温熱地域区分
6地域
年間日射量地域区分
A4区分
用途地域
第一種低層住居専用地域
防火地域
準防火地域
耐火構造
防火構造

住まいの省エネ性能

省エネ性能測定値

BEI
0.59
年間冷暖房負荷
196 MJ/(㎡・年)
UA値(外皮平均熱貫流率)
0.43 W/㎡・K
Q値(熱損失係数)
1.3 W/㎡・K
C値(相当隙間面積)
0.4 c㎡/㎡
ηAH値(冬の日射熱取得量)
1.6
ηAC値(夏の日射熱取得量)
1.0

弊社基準値:UA値0.46W/㎡・K以下、Q値1.6W/㎡・K以下、C値0.5c㎡/㎡以下

年間光熱費比較

  • 一般の家省エネ基準
  • この住宅パッシブ冷暖
  • 33.2万円
  • 2.7万円 92%節約
  • 0
  • 5
  • 10
  • 15
  • 20
  • 25
  • 30
  • 35
  • ※売電単価¥16/kWh(2023年度)
  • ※基本料金なし、電気:¥28/kwh、ガス:¥150/m3

共通仕様

  製品 熱貫流率 熱損失
断熱 屋根 外側 硬質ウレタンフォーム2種2号 36mm 熱貫流率 0.22W/㎡K 熱損失 20.49W/K
内側 吹付け硬質ウレタンフォームA種3 120mm
内側 高性能グラスウール16K 120mm 熱貫流率 0.36W/㎡K 熱損失 91.61W/K
外気に接する床 内側 吹付け硬質ウレタンフォームA種3 140mm 熱貫流率 0.3W/㎡K 熱損失 2.66W/K
バルコニー直下の床 内側 吹付け硬質ウレタンフォームA種3 180mm 熱貫流率 0.25W/㎡K 熱損失 2.02W/K
基礎 内側 硬質ウレタンフォーム2種2号 36mm   熱損失 25.38W/K
開口部 樹脂複合防火サッシ|Low-Eペアガラス 熱貫流率 1.51〜1.73W/㎡K 熱損失 63.3W/K
玄関扉 木製断熱防火扉 熱貫流率 1.29W/㎡K
熱損失合計 205.46W/K ÷
外皮表面積合計 482.67 =
UA値 0.43W/㎡K
  製品 備考
空調 ルームエアコンディショナー パッシブ冷暖+個室ルームエアコンディショナー
換気 第一種熱交換換気(ダクトレス) 比消費電力 0.11W/(m3/h)
給湯 電気ヒートポンプ給湯器 JIS効率 2.8
照明 すべての機器においてLEDを使用  
創エネ 太陽光発電 7.47kw

一次エネルギー消費量

  この家の設計一次エネルギー 基準一次エネルギー 削減率
暖房設備 14105MJ 32877MJ 57.1%削減
冷房設備 12804MJ 13570MJ 5.64%削減
換気設備 3667MJ 6717MJ 45.41%削減
給湯設備 18422MJ 25091MJ 26.58%削減
照明設備 7443MJ 20730MJ 64.1%削減
調理その他家電設備 21241MJ 21241MJ 0%削減
発電設備の発電量のうち自家消費分 -22091MJ - -
コージェネレーション設備の売電量に係る控除量 - - -
売電 -59047MJ - -
-3456MJ 120226MJ 102.9%削減

※基準一次エネルギーとは、住宅の省エネルギー基準における、地域や床面積などを考慮して定められた一次エネルギー消費量の基準値のことです。

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