こんにちは、設計の古橋です。
弊社の家を構成する材について、今回は外壁仕上げ材を取り上げたいと思います。
まずは3パターンの仕様を写真でご紹介します。
左から①ベルアート(吹付け)、②ガルスパン(金属系サイディング)、③ワイドリシン(窯業系サイディング)
※サイディング・・・建物の外壁に使用する板状の外装材
このうち①のベルアート仕上げについて、ちょっと掘り下げてご紹介します。
ベルアートとは、アクリル樹脂系の意匠性と機能性を高めた弾性のある仕上げ塗料です。
【意匠性について】
ガンやコテ等の塗装器具と骨材を組み合わせる事で、多意匠性の装飾仕上げを作ることが可能です。
約100種再現できる模様のなかで、弊社ではトラバーチン模様を採用しています。
※トラバーチン・・・縞状の細孔を持つ石材で横に長い縞模様が特徴
【機能性について】
塗膜が微弾性を有するため、下地の微細なひび割れに追従し雨水の浸入を防ぎます。
また、カビや藻等の微生物汚染に対して強い抵抗性を示し、衛生的な環境を維持できる特性があります。
【施工手順】
1:下地処理。下地となる無塗装サイディングの表面を清掃し継目にパテ処理を施します。シーラーを塗布し仕上材の付着性を高めます。
2:中塗り。仕上げ材の主材を塗布します。
3:上塗り。コテやガンを用いて主材を塗布し、仕上げ模様(トラバーチン)をつくります。
【施工例】
他2つの外壁仕上げについては、次回以降でご紹介したいと思います。